皆さん朝ドラにそれほど関心がないかしら?

私は…ちょっと目が離せなくなって来ました。



昨日は、70~80?人いた1期生が、7人に減ってしまった…というシーンが。

…身につまされる。


私の同期は皆、希望にあふれ、やる気に充ちて入社した。

皆で並んで撮った写真。

晴れやかな笑顔で並んでいた。


それが年を経る毎に、一人減り…二人減り…

無理もない。

同期の男の子達と同じスタートには立たせて貰えず、

男達の序列にも、女達の序列にも入れない。

いや、序列になんか入れてくれなくても、仕事さえまともにさせてくれていたなら、私達は残る事が出来たに違いないが…


…いいよな、女は。辞められて。


私の両親は、余裕のある中、学校を出してくれた訳ではない。

祖母と伯母が、男で苦労しているのを見て育った父は、

男なんかあてにならない、財産は残してやれないが、せめて学校だけは…と言って、日々倹しく暮らし、全く贅沢をせず、私達を学校に行かせてくれた。


厳しい父だったが、その苦労を思えば

たとえ無きものとして扱われ、ないがしろにされようと

馬鹿呼ばわりされ、理不尽な罵声を浴びせられ

吹き出物が出て、下痢が止まらなくても

逃げようとは思わなかった。

むしろ、それに腹さえ立てて、

そんなに追い出したいのなら、逆に居座ってやるとすら思っていた。


でも、出てみたり、引っ込んでみたり、押したり、引いたり…あれこれ試して10年が経ち

新人の男の子ですらしない雑用を

相変わらずさせられている事に気がついた時、

ここにいてはダメだと思った。


…いいよな、とつぶいた、あの時のあなた。

これは、逃げなのですか?



今日の話では、女性には財産権が無く、

離婚裁判中のDV夫が持つ、妻が自身の親から譲り受けた着物が、妻の元には戻らないんだそうな。


…なんじゃ、そりゃ。

モデルの三淵嘉子さんが、明治大学法学部に入学したのが、1935年。

ほんの、90年前…


この国のジェンダーギャップ指数が世界146ヵ国中125位の理由が解ろうというもの。


まだまだ

まだまだ

私達は歩みを止めてはいけない、という事に

改めて気づかされる。