NHKの放送で、毛深い悩みを克服した女性について特集していた。
(私は最近NHKをよく見ていますが、別に回し者ではありません。
今の自分にしっくりくる番組がNHKに多い…というだけの事です。)
私自身は毛はむしろ薄いほうだが、
身体の悩みは多い。
汗っかきで…冬場でも暖かい室内に居ると脇汗が止まらない。
夏場に杢グレーのTシャツなんて絶対に着れない…というか冬ですら着た事がない。
汗が滲まない人が羨ましい。
この身体の悩みのお蔭で私は慎ましい青春時代を送ったと言っても過言ではない。
先のNHKの番組に出ていた、
病気(体質?)により髭が濃くなってしまう女性は
その体質に悩んでいたが、ある時、
この身体でこの世を生きて行くのなら
この身体を愛してあげなくちゃ
と、髭を剃るのを止め
髭を活かしたおしゃれをするようになった。
もともと綺麗な顔立ちの彼女
澄んだ瞳が美しい
蓄えた髭に違和感は感じなかった。
それを見ていて…
身体的な特徴の悩みに
加齢による衰えが重なった今
私は私の身体を愛そう。
そう、改めて思った時、何とも言えない安堵感を感じた。
若いか、老いているか。
美しいか、美しくないか。
そんな事はどうでも良い事で
ただ、私は私の身体を愛している。
暖かい日の光の中で
服を脱いで改めて自分の身体を鏡に写してみると
人様の評価には値しなくても
私にとっては共に人生を戦って来た愛おしいこの体
もっと大切に
慈しんであげたいと思った。