(注:エロイ話ではありません。)
久しぶりに、勉強仲間と会った。
勉強していた頃から努力家で、優秀だった彼女は
勉強した事を活かし、自分で仕事を始めていた。
当時から、良く勉強していた人だったが、
自分で仕事を始めるにあたり、更に勉強を続け、
実務経験と相まって、一層知識を深めていた。
私との差は、歴然だった。
私も遊んでいた訳ではない。
それどころか、クタクタになるまで働いていた。
でも、私のしていた仕事は、「奴隷」だと言われた。
確かに。
安い賃金で、知識を掘り下げる時間も与えられず、
ただただ期日に納める事を求められ、それに応じていた。
実務経験を積むための修行と思って耐えてきたが、
その実は、「奴隷」として搾取された空しい日々だった。
彼女の知識に全然着いていけない自分が情けなかった。
彼女は幾つか、私を見下すような発言をした。
腹は立ちはしたが、無理も無いと思った。
今の私は見下される程度の実力しか無い。
彼女は優秀なばかりでなく、
私のように人生に迷っていないし、
男に狂ってもいない。
私は頭も足りないし、性格も甘い。
そして、体力は、日に日に衰えて来ている。
馬鹿にされても、なにくそと思う気力すら失せはじめている。
私が学んで来た事は無駄だったのだろうか。
このまま、「奴隷」のまま、歳を取り、死んで行くしかないのだろうか。
考えるまでもなく、私は彼女のようになれそうにない。
勉強を始めた頃、
それは自立したかったからではあったけど、
朝から晩まで机にかじりついて学ぶのが楽しかった。
頭が良いわけでもなく、
弁も立たないし、
勉強を始めたのも遅かった。
社会復帰出来ないかも知れなかったが、
それでも止める気にはなれなかった。
奴隷のまま、生きていくしかないのかも知れないけれど。
私はまだ、知識を深めてゆきたい。
知りたい…その意欲だけは衰えず、心の奥底から沸々と湧き起こる。
社会的に認められなくても、良いじゃないか。
自分の好奇心を充たす為だけに、残りの人生を使ったって良いじゃないか。
その副産物として、報酬を頂けるなら、それでよし…という事で。
もう無理は出来ないが、出来ないなりに。
昨日より今日、一つずつ、前に進んでゆこう。
(7/30加筆修正)