スウェーデンでAdagioライフ -12ページ目

スウェーデンでAdagioライフ

2013年3月。右も左も分からない北の国スウェーデンへ引っ越して来ました。右も左もって。。。左くらいは分かるだろうと思いきや、甘かった。寒いしね。そんな私の生活日記です。

ユニオンステーションに到着。

周りの乗車客もバタバタと降り、最後にダラダラと降りる日本人女。一人。


私ですハイ


だってみんな楽しそうなんだもん。


そう都会に旅をする度に思う事は「行く充て」がある人と「ない人」との違いを思い知らされる。

そこに「居場所」があるという事の幸せを感じるのがまたこの時だ。


でも

みんな聞いて!今日は違うよ!

フジっていう人と会うことになってるんだよ!

寂しくないよ(泣)



さて

雨のユニオンステーション。バス停9番でフジさんと待ち合わせです。


さ・・・・・

さみしいな オイ

寒いし。雨だし。暗いし。

3年前のユニオンステーションとだいぶ変わっております。

何が変わったかというと・・・


↓3年前

ワガママ娘の奮闘記

 

↓今回


ワガママ娘の奮闘記




天気の違いでした。


さて待つこと1時間、腹が空いたので日本から持ってきた「おにぎりせんべい」を人目もはばからずバリバリ

食ってると、前方から短パンにビーサン、Tシャツ着てるが汚れてて髪ボサボサのフィリピン人が歩いてきました。



浮浪者?しかもアジア系?



「佐藤さんですか?僕です!フジです!はじめまして~」


フジさんでしたか(泣)


彼はチャリで世界一周をしてロスに入った途端車に追突されチャリともども大怪我を負ったが

親切なアメリカ人の家族にホームステイさせてもらっているという不幸なんだか幸運なんだか分からない人だ。

いやでも実際、ずっと楽しみに読んできた旅ブログの主であり同じ歳でありラジオや雑誌でも活躍している人物と会えるなんて!あたしはなんて幸せなんだろう!って思う。だってこんなベストタイミングって滅多にないよ!


彼はボサボサの髪をかきながら「実はもう一人じゅんさんという人も来る予定なんです。彼はプロのカメラマンでロスに住んでて今日たまたま時間が空いたみたいです。」


私「じゃぁ お菓子でも食べながら待ちますか」



という事で更に待つ事10分。


・・・・・・・・・・・・来ねぇ



早く来てくれ。腹減ったよー!話す事がなくて無言の時間が苦痛なんだよー



そう。

初対面の人間同志とはだいたいこういうもんである。

しかもフジさんも相当変わり者で、おそらく「どこの出身ですか?」「いやー静岡の田舎です」「静岡。いいですねー。一度行きたいと思ってました(もちろんその気無し)」

という上記の会話は苦手な人とみた。家政婦はみた!


・・・・・わ ワタクシめも 苦手でごわす(泣)


その為、私達二人の間には沈黙とセンベイのバリバリの音がやけにでっかく響いていた。

旅人の間では、自転車で旅をする人=チャリダーと命名されているらしい。

うっかりノリダーのイメージを思い浮かべてしまいがちだが、由来としては正しいと思う。


さてLAXに到着した。

なんて懐かしい香り。油と芳香剤が混じったような重い香り。

待ってくれ、重いとは?


解説しよう。

重いとは生暖かい空気を示し、あくまで「かなこ辞書」にしか存在しない分かりにくい言い回しの事である。




解説サンキュー(泣)





さてこのLAXには名物オヤジがいる。

彼は手荷物検疫官で、3年前にもいたので彼の職務暦は長いはずだ。

パンチョみたいなヒゲとでっけー体格、黙ってても陽気な感じだ。

彼はおそらくアメリカ人だが、ノリが・・・どうも他のアメリカ人と違うのだ。

いや、どちらかというと空港の手荷物検疫官のノリと明らかに違う。

まず分かりづらいアジア系容姿を見分け、日本人に「ヨコソーヨクキタネー」

と声を掛ける。

そして荷物を見せようとすると「オー!ダイジョブヨー」と言いGoと言わんばかりに手を広げる。







ダイジョブか?!



隣で検疫受けてる人は厳しく検査されてたけどっっ

他の検査官は厳しい表情で見守ってる感じだけどっっ


アンタ 検査官を装ってないか?!


まぁでも彼のおかげで多少長時間飛行の疲れが緩和されるのは確かだ。

これからもLAXの検査官で居てください。



さてLAXは検疫や税関など全て通り過ぎると、出口まで長い。

間違っちゃった?って不安になりかけた頃、ようやく出口にぶつかる。

さて。ここからユニオンステーションに向かうバスを待たねばならん。

興奮気味の私。

だって冷静になろうとしてるけど確かな感触があった。









Free To GO!!!






じーーーゆーーうーーだーーー!!




心から心から自由を感じた。閉じてた気持ちがファーーーーと出て行く感じ。


モウ ダレモ アタシノ ジユウ ヲ ウバウ コトワ デキナイ!!


とカタカナ変換が面倒くさい事も忘れてしまうほどの感動。


ちなみに本当に気持を落ち着けさせる為、

LAXの待合室の椅子で誰かに電話をかけるフリをしていた事は事実です(寂)



さ・・てと。

ついにこのページの冒頭で触れたチャリダーが出てきます。

っていうか冒頭で触れた事を完全に忘れてた。

実はユニオンステーションで、チャリダーとして世界一周をし続ける男フジさんと

待ち合わせをしているのです。

彼とは同い年で彼の旅ブログのファンでありマイミクでもあります。

http://fuji99.exblog.jp/

そんな彼が丁度ロスにいる・・・という事で、

これも何かの縁とばかりに「会いませんか?」と持ちかけたところ

快く了承頂けたのである。


まずはバスを・・。

そう、

このLAXでのバス、フライアウェイというバスは$7でユニオンステーションまで行ってくれる

高いんだか安いんだか分からんバスである。

またLAXでのバス停が分かりにくくどちらかというと、

バスが止まった所がバス停になる。という

果たして観光地としてどうなのか?という疑問を持って止まないところだ。

ただこういう分かりにくい所では常に他人との仲間意識が生まれ仲良くなるので私は好きだが。


バスを待つ数人で「来ないね~」 「アレかな?」 「いや~違うと思うよ」と、

マラソン選手を待つ観客の様になっていると、来た。バスが。フライアウェイが。

ホッとする私達。





ユニオンステーション行きだけどいい?


と運転手。






いや だから待ってたんすけどね



突っ込みを入れて欲しかったのか、挨拶間違いしたのかよく分からんが、

とにかく私達は我先にと乗り込んだ。

さっきまで仲間だったのでは?

仲間というのは時としてライバルになり得る。

私はここでそれを学んだ。


人生常に勉強ですな。

日本の夕方に出発し、少しずつ空が闇に覆われてきている。


まさに夜の神ニュクスが夜の闇を率いて来ている。


※夜のニュクス(ギリシャ神話に出てくる夜をつかさどる神)


窓の外は殆ど闇である。

ああ 私は今地球を周っているのだ。



激しい尿意と共にな!



尿意を催して5時間はたつ。

今や人間として身動き一つ取らないというお願いされた覚えもないのに

静止パントマイムを披露している自分がいる。

動けば尿が出る。日本国民たるもの一滴たりとも漏らしてはいけないのだ。









も、漏らしていいっすか(涙)




あと5時間。


こんな時は寝てしまおう。

尿?ああ あの人ね、なんかどうでも良くなっちゃったわ。なんか~飽きた~って感じね。

っていうか~あたし本命がいるわけ。だからごめんなさい~って感じね。



いらんそんな妄想!


とにかく寝よう。

ヒツジがいっぴき、ヒツジがにひき、ヒツジがサンビキ・・・ヒツジって毛を刈ったらどのくらいで毛が生えてくるんだろ・・・・・・


と考え出したら寝れなくなり、結局隣のアジア系女子にバギクロスを放つ事で収まった。

※ドラクエネタですみません



・・・・・・・・・・・・・数時間後・・・・・・・・・・・・・・・・・・



これまで真っ暗だった機内が明るくなり食事の香りがして起きた。

普段滅多に使わないバギクロスを放つ為大量のMPを使い疲れて寝てしまったようだ。

MPを回復する為の呪文を考えている内に、朝食が運ばれてきた。

さわやかな朝食だ。喉も渇いてたと思うが、私の膀胱は拒否している。

これまでずっと二人三脚で頑張ってきた膀胱。ここで裏切るワケにはいかんのだ。

すまん胃袋よ。お前は次の戦いで会おうではないか。



ってなワケで食事を終えたら申請書記入。

アラ結構仕事があるじゃない?!とまるで仕事が暇なので余裕ぶっこいてたが実は忙しかった時と同じような感覚になりながら事を済ませた。


以前、ペンを持参していなくて隣席の男にペンを借りた事がある。

もし、今回もまたペンを持参してなかったらどうだったろう。この「今すぐ落とし穴に落ちて欲しい人優勝者」であるアジア系女子に借りなければいけなかったところだ。


それは断固避けなければならない。白旗を揚げるワケにはいかんのだ。


と、またも下らん妄想でいっぱいになり掛けた時、

飛行機は高度を下げ窓に目をやれば懐かしいLAX エアポートが見えていた。

3年ぶりのロスだね~太陽・・・いやサンシャインの輝くカリフォルニアオレンジが広がる大地よ!!

またも来たよ。スペイン語で天使。Los Angels  英語でも天使だね~ハハハ









って天気わるっ




なんてどんよりとしてるんだ。霧も出てるやんけ。


あなたと・・久しぶりにお会いできたのに残念です・・・・・

もう昔のあなたではなくなっている!

・・・・昔のあなたはもっと情熱に溢れ正義に燃えてたではありませんか!

・・・金・・・金がそうさせたのねっ!?金に負けるなんて!

もう・・・・あなたは私の知ってるあなたではないわっ さよなら!


という訳で、雨のロスに到着。

約10時間の飛行に疲れたのか皆ダ~ラダ~ラ動き始める。

だって体が重いんだもん。足の感覚がないわ。

寝たにも関わらずオールでカラオケしてたような疲労感。

でも。私はここで栄光を勝ち取った事を忘れてはならない。


驚愕の10時間我慢大会。見事私の優勝だ。

ただここで注意したいのは観客・応援者がいないのと、数時間経てばどうでも良い事項に加えられてしまう事だ。


私はその栄光を胸に、他の皆と同じくダラダラと約3年ぶりのアメリカの大地に降り立った。






狭い。



狭いな



背中痛い



感じわりぃな



尿が漏れそうです。漏らしていいですか?



そう。ここはアメリカンエアラインの飛行機の中。今私は地球上のどこにもいない状態。

そして・・・・


まさに拷問。


もし私がイラクで捕まって拷問に遭っても問題ないでしょう。今やターミネーターの最新作が出るとしたら

シュワちゃんの代わりに私を推薦できるほどだ。


隣にはアジア系女子、英語の発音的にアメリカンチャイニーズでしょう。


斜めに座る為、あたしの領域を侵してます。

日本海域を犯す者は威嚇銃ではなく乱射で良い。

と誰か言ったっけ?以前そんな事件があったようななかったような。


そして後ろからはアジア系女子②が足をかけて座る為、始終背中を蹴られてる感じです。



横から後ろから攻めるのはやめてぇーん



といったら腐男子が喜びそうですが、あくまで真面目な話です。


っていうかさすがに横からは無理じゃね?


そしてスチュワーデス。女子というにはあまりに枯れています。

金髪でゴツイ奴です。ゴーゴンと名づけてあげましょう。

偉そうに見下した言い方します。田舎なまりの英語でしたがウィチタ出身か何かでしょう。

あーーーーー思い出すとイライラするので忘れよう。


ゴーゴンめ


そして窓側に座った者の勤め。


それは


トイレに立つ時面倒くさい思いをしなければならない。


面倒くさい思いをした上にトイレ並んでると死にたくなります。

トイレから戻る時自分の席が分からず機内2周してるんじゃないかと思う程、必ず迷います。


なので、

私は

我慢しました。


さぁ 10時間強の我慢大会が始まりますよ~

さて一般の会社員が一生懸命仕事をしている時間、暇に暇を持て余していた私にも搭乗の時間がやってまいりました。


その前に、人間の自然現象に遭遇し感動した事があった。

それはトイレでの出来事。

私の隣には中国人と思われる女子が入っていた。


中国語「○×△○×!?」



ブォーーーブフーォーーーーーーーーービチビチ


きたねーーーーーーーーーーーーーー


そして数分後


・・・・・・・・・・・・・・「フウ」


更に

プスーーーーーー「○××?!」



アンタ誰と話してんだよ!

っていうか何食べたんだよ!

恐らく対話しながら排出していらっしゃる事だろう。


我らがアジア圏で最もたくましい国、中国。

どうやら彼らには毎回色々な事を教わっているようだ。

今回はとても大切な事を教わってしまった。



人間たるもの音を気にするな。と。



ええ日本人。

私、日本人ですが、日本のトイレには音を消す装置まで備わっているほど日本人は音を気にするのです。

だってオナラしたら恥ずかしいし、尿の音だって人に聞かれたら嫌だし。



気にすんな アジアの小心者日本人よ!

屁が出たら出たまでよ! 

尿が出たら出るまでよ!



何とも・・・・潔い中国人。

だがな。

あんたら も少し 気にしなよ


と思いましたが中国四千年ですもの。

気にしてたらやってられまへんのや。

そうですね。


という事で意見も一致したのでいよいよ搭乗開始。

今回も窓側席です。


何の為に?


それは窓からの不思議な光景を見るため。

夜と朝が地平線上で同時に見えるのを楽しみにしてます。

ちなみに、N.Y行く時見たロッキー山脈をまた見られる!と思っていたが、

ロス到着だから見られないヂャン!!と気づいたのも、この時でした。