父の呼吸が
あまりにも苦しそうなので、
6月11日(第2夜)
20時過ぎに、
訪看さん、コールする。



酸素供給量を最大にしても、
SPO2測定不能。
両膝にチアノーゼ発見。



あまりに苦しむ父をみて、
訪看さん、
訪問クリニックに電話をし、
エスクレ坐薬の処方許可を取り、
坐薬を取りに戻り、
父に投与。



22時40分頃、様子をみるように、
と、帰っていった。


父は、相変わらず
呼吸困難で苦しんでいた。



私は父のベッド横に寝ていたが、
23時30分も過ぎた頃だったか、
父のはぁ、はぁ、と苦しむ音が、
徐々に聞こえなくなった。



坐薬が効いたのかな、
としか思わなかった。



父のベッドをのぞき込むことなく、
私も寝てしまった。



次に気づいたのは
午前3時40分。



お父さん!と呼んでも
返事はない、、、



身体はすでに、
死後硬直が始まっていた。
とても冷たかった。



訪看さん、再びコール。



瞳孔がひらいているので、
死亡されていると、
思われるが、
あくまでも、医師の判断で、
と言うことで、
訪問医の到着を待つ。



訪問医は、残念ながら、
いつも、来てくれていた先生では
なかった。
父があんなに
信頼していた先生だったのに、
当直の関係なのだろう、
とても、残念だった。





6月12日(金)
午前5時10分、
死亡が確認された。