ついに来ました。

英語文法界のラスボス、関係代名詞です。

 

ラスボスだけあって恐ろしい文法です

二回行動は当たり前、パーティメンバー全員に9998ダメの攻撃すらあります。

何がどう恐ろしいのかを分かって頂くために、

先に恐ろしくない文法の例を挙げましょう

 

「原級比較」

 

as で言葉を挟んでシーソーを作って、

~と~は同じくらい~だ、という意味にするやつですね

難解さはある意味恐ろしいのですが、

こんな表現日本語でも滅多に使いません

英語においても使用頻度は少ないし使いにくい。

文法ドリルのページを指定する際も、ここは大体とばします。

いくらでも避けて通れるし、大したアイテムもくれないどうでもいいボスです。

 

あとは「未来完了形」でしょうか

ものの考え方としてはとても重要なのですが、

いわゆる「喋れる状態」になるまでは使うことも目にすることもほとんどないですね。

くれるアイテムは意味ありげだけど本筋と全然違うところにいる後回しにして良さそうなやつです。

 

その一方で「現在完了」はラスボス直前の中ボスとして燦然と君臨しています。

避けては通れない。

銀竜ですね。

もしくはビグザムか。

表現の幅が一段と広がる、マスター必須の文法です。

 

ではその「関係代名詞」をマスターすると何ができるようになるのか。

例文でいきましょう

 

人は納豆が好きだ

People like natto.

 

基本形のシンプルな文章ですね。

このpeople、名詞に情報を足すにはどんな方法がありますか?

一つは形容詞ですね。

 

多くの人は納豆が好きだ

Many people like nato.

 

前置詞を使って名詞の後ろに情報を足す方法もありますね

 

Many people in Kansai like natto.

関西の多くの人は納豆が好きだ

 

関係代名詞を使うと、これと同じ感覚で文章を挿入できるようになります

 

私が知っている多くの人は納豆が好きだ

Many people I know like natto.

 

おや、主語のあとに主語動詞がきてまた動詞がきましたね。

そうです、文章を前から作っている途中で情報を追加したくなったらそのまま挿入できるんです

これをマスターするとより直感的に、スピーディに喋れるようになります

「喋りながら考える」というレベルには必須の表現です。

 

コツの要る攻略方法

シンプルに見えて奥深い構造

そして大きな見返りのある、

ラスボスの名に恥じない文法です。

 

さあ、上の例文を見てきっとこう思われる人もいるでしょう

「で、その関係代名詞っていうのはどこにあるのよ」

 

あるけど無いんです。省略されているんです。

あまりにも頻繁に使う表現のため、関係代名詞そのものを省いても成立するんです

 

この時は一応は

Many people (that) I know like natto.

と、thatが隠れています。

関係代名詞としてよく使うのは

that, which, who

この辺ですね

無秩序にとばしていいわけではなく、
どんな時は省略していいのか、してはいけないのかちゃんとルールがあります。

Many people who like smelly food like natto.

この時はダメなんです。

何が違うのか、おいおい解説していきます。

その中で「クリア後」のことも書いていきたいと思います。

「強くてニューゲーム」ではないんです、世界はもっと広いんです。

 

「ラスボス」みたいなことやった時の写真でも貼っておきましょうか

 

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