REVENGE

REVENGE

小説。まぁ暇な人は見てってください

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「ん~。あれ?斉藤君何やってるの?」

隆一は一瞬固まった。が、冷静に対処する方法を

フル回転させた脳で考えた。

その声からしておっとり系の津村だと判断した。

今、隆一は小笠原の左腕付近に立て膝を付いている

状態で津村と金田一は後方に位置する。

急いで(しかし急いでいる素振りは見せないように)

バッテリーから伸びるコンセントを抜く。

「ねぇ。何してるの?」

津村から二度目の問いかけに隆一は応答した。

「あ、あぁ。ちょっと小笠原にマッサージ頼まれてさ」

苦し紛れだと本人すら思う答えだ。

「そしたらコイツ、途中で寝ちゃってさ。ハハ」

振り返りながら右足の針を抜いた。

「そうなんだ。なんか物音が聞こえたから」

「起こしちゃった?ゴメンな」

「ううん。いいの。斉藤君も早く寝てね」

「お、おう。サンキュ」

そう言って隆一は津村にオヤスミと言って布団に

入りながら小さく舌打ちした。

「ちょっと、これじゃ本当にくっついて川の字じゃないの」

オレが今夜泊まることになったせいで一人の寝るスペースが

畳一畳もない程だ。大きい布団を一つで二人寝ることに

なった事に金田一は少しいらついたが、オレが

「ゴメンな。オレのせいで怒らせちゃって」

と謝ると金田一は態度を一変させ、

「いいのいいの!斉藤君のせいじゃないから」

とさっきまでの怒りが飛んでいた。どこ行ったんだ?


12月5日 午前3時 計画実行時間

隆一は寝ていたフリを何時間もしていたせいで寝不足だ。

そーっと下の階に下り、コップに水道水を注いで一気に

飲んだ。あぁ。冬の水は水道水でもさっぱりすんぜ。

上に戻り計画に移った。今回の死因は、

「感電死」

これだ。自然に、あくまでも自然に証拠を残さず殺害できる。

まずはバッテリーとコード、それと針が必要だ。

隆一はポケットから白い指紋を残さないようにするための

手袋を取り出し、両手にはめた。

バッテリーはもともとスカイラインの予備品として車内にあった。

コードは先にクリップの付いた物を津村と一緒に街を回った

ときに買っておいた。まぁちょっと怪しまれたけど・・・

2階にバッテリーをセットし、そのプラグをコンセントに指した。

プラス部分とマイナス部分にコードを付け、まず一息。

やっぱ映画さながらにはできないなぁ。くそっ!

作業再開。まずはコードに一番近い小笠原だ。そのとなりは

オレが寝てたから間がポッカリ開いている。その小笠原の

右足に針治療用の針を慎重に指した。よしOK。

次に小笠原の口を無理矢理開けた。ちょっと不安だったが

奴の奥歯にはしっかり銀歯がはまっている。予定通りだ。

先程のプラス部分に付けたコードを右足の針に付け、

またそこから別のコードを付け、銀歯をクリップで挟んだ。

さぁもう夜が明けるぜ?急がねぇとなぁ。捕まるぜ。

津村が買ったガイドのおかげで昼飯もかなり美味いものが

食えた。本当に地方で食べる御当地料理は観光客を魅了

してくれるぜ。夕方になり花屋に戻った。もう店のシャッターが

半分ほど閉まっていたが、誰かが小笠原と立ち話している。

窓を開けてその話をスカイラインのエンジン音に邪魔されな

がらも聞いてみた。

「じゃあ明日は朝の7時でいいから。よろしく頼むよ」

「はいっ!分かりました!」

うわさの新人君か。結構可愛いな。ハッ、何言ってんだ。オレ。

助手席のほうが歩道に近いため津村は難なくすぐに降りたが、

隆一はこのやけに車の多い時間帯にイライラしていた。

やっとの思いで店に戻ると、金田一が豪勢とは言えないが、

懐かしいというか、庶民的なのに大勢で食べると美味いと

言ってしまうキムチ鍋を作っていた。うわっ。この寒い新潟に

うってつけの食いモンだ!隆一は思わずにやけた。

「うわっ。キムチ鍋かぁ!温まりそうだな」

「でしょう?鍋はあたしの得意分野よ!」

小笠原が口を挟む。

「ただ野菜切って入れりゃいいんだもんな!」

「うるさいっ!だまってなさいよ!」

本当に幸せそうな一時だ。だが隆一にとって本当にムナクソ

悪い光景だ。だが、今日はこの幸せに付き合ってやるとしよう。

明日には地獄行きだもんな。“腹が減っては戦は出来ぬ”って

言うし。腹いっぱい食っとこう!


美味すぎたキムチ鍋ももうほんの少しのちぎれた白菜ぐらい

しか鍋に残っていない。

「もう食えねぇ!ギブア~ップ!」

小笠原が後ろにドサッと倒れる。金田一は鍋を片付け、

食器を洗っている。津村は庭の植物達に水をあげていた。

さぁて。そろそろ作戦実行かな。

怪しげに時計を見る隆一に誰一人見向きもしなかった。



3人に無理を聞いてもらって今晩はここに泊めてもらうことに

なった。急遽変更のため、スーツケースを送っておいたホテル

に電話でキャンセルを告げ、取りに行くことにした。そのつい

でにこの街を回りたいと言ったところ津村が案内役を引き受

けてくれた。津村をスカイラインの助手席に乗せてホテルに

向かった。津村は車に乗り、進みだすと

「もうちょっとゆっくり行かない?」

と、スカイラインのスピードが少し怖い様子だった。いつもより

遅めのペースでホテルに着くと、津村を残してロビーに入った。

カウンターのボーイにキャンセルのことを尋ねると、すぐにスー

ツケースを持ってきてくれた。

「カッコいいスーツケースですね」

これもサービスの一環なのだろうか。そう思いながら車に戻る。

助手席の窓をコンコンと叩き、津村に窓を開けさせて言った。

「すまないがコレを花屋に持っていきたいんだ。乗せるところが

ないから少しここで待っててくれないか?」

津村は難なくOKしてくれた。スーツケースを助手席に乗せて

行きの時のスピードより速く花屋に向かった。到着して車から

降りると小笠原が駆け寄ってきた。

「またすぐ戻るんだろ?部屋に運んどくよ」

「ありがとう」と礼を言って、またホテルに戻った。さすがにこの寒

さの中、外で待っているヤツもいないだろう。ロビーの待合所で

座り、本を読んでいる津村を呼んだ。隆一はその本はホテル

の物だと思っていたが、津村は本を持ってきた。

「私もこの辺だけしか知らないから必要だと思ってさっき売店

で買ってきたのよ」

とのこと。それは新潟の観光スポットが載っている本だった。

津村を再び助手席に載せてスカイラインは低く唸るエンジン音

を響かせてホテルを出発した。


「まぁ、狭くてこんな植物だらけのトコだけど、入ってよ」

小笠原に促され、奥にある居間(多分ココの2階が住宅に

なっているんだろう)に通された。可愛くあしらわれたクッション

が3つ。小さく丸っこいテーブル。その他は昭和の一般家庭

のような家具がある。木のたんすや食器棚、縁側の向こうに

まで花が植えてある。女子二人は好きだとしてもなぜ小笠

原の野郎がここにいるんだ?・・・あぁ。思い出した!あいつ

は確か進学は理数系で将来は何やら植物系の学者になる

とか何とか言ってたなぁ。だからなのか?なんか変な組み合

わせのトリオだ。とにかく隆一は3つあるクッションの1つを選ん

で上に座った。すぐに小笠原が店に戻り、その代わりに金田

一がお盆に湯呑みを乗せてやってきた。

「本当に変わったねー!斉藤君に見えないよー」

隆一は悪魔でもあの“お人好し”を演じた。

「そんな事言わないでくれよ。傷つくじゃんか」

金田一は湯呑みを隆一の前に置き、クスッと笑った。再び口

を開く。

「このお店ね。開店したばっかりなの。だからまだ3人しかいな

くて。毎日大変なんだよ?花屋って以外と忙しいのよ」

隆一は笑って茶をすする。また金田一が言う。(おしゃべりめ)

「あ!そうそう。明日から新人の子が来るの!本当に嬉しかっ

たよー。これからはちょっと楽になるかなぁ」

隆一は湯呑みを口に付けたまま静止した。フハ。フハハハハ。

いい事考えちゃった。オレ、マジ天才かもよ。

桜を殺った隆一は新潟に居ると思われる女子二人の所へと

スカイラインを走らせた。途中、高速道路でFDとのちょっとし

た意地の張り合いがあって、そのFDは警察に尋問を受けて

いた。あれは冷や汗ものであり、また笑いを誘う出来事でもあ

った。なんとか新潟県に入り、上越市にある二人のターゲット

のもとに着いた。ターゲットの名前は女子6番の金田一真樹

(キンダイチ マキ)と女子11番の津村唯(ツムラ ユイ)である。


この名簿によれば住所が一緒だ。つまり女二人で同居って

事か。確かにあの頃から二人は仲が良かった。常に一緒に

居たと言ってもいいかも知れない。部活も一緒だったなぁ。

二人は今、一緒に花屋のアルバイトをしているらしい。近々

花屋を開店し、経営するらしい。(何故あの先生が知って

いたのかは知らないが)隆一はその花屋に向かった。


ここで一つ。皆さんに聞いてみよう。そう。出発時に持っていた

あのスーツケースの行方だ。二人乗りのスカイラインにデカイ

スーツケースは乗らない。なら何処へ行ったのか。

隆一は相内と待ち合わせをした仙台駅に30分前に着いた。

その時にこの女子二人の所に相内を殺った後に行こうと

計画していた。だが、相内殺しの時、雪見を使ったアイデアと、

寒いために、先に気温の低い場所にいる桜を殺ろうという気ま

ぐれのために少しその計画が長引いた。駅にある宅急便サー

ビスで新潟のとあるホテルに送っておいた。これで謎は解消。

読者の皆さんがこの謎を勝手に解いていた事は無駄だという

事になる。気付いていない人の仲にもなるほどと思わず言った

人がいるかも知れない。


今日は金田一と津村を殺った後にスーツケースを預けたホテ

ルに泊まる予定だ。やっとフカフカのベッドで寝られると思うと

気が楽になる。隆一はフフッと一人笑ってしまった。隣に誰か

乗っていたら充分怪しまれただろう。


そんな事を思っている間に花屋に着いた。花屋独特の店構

えの上、看板には「KANEMURA花店」と書いてあった。「

KANEMURA」とは金田一の金と津村の村を取ってくっ付

けた物だと隆一は読み取った。スカイラインを止めて車が来

ないことを確かめ降りた。ガードレールをヒュッと飛び越えて横

切る自転車をよけ、花屋に入った。そこには二人の女の子、

一人の中年男性が居た。

「いらっしゃいませ!」

と元気のいい女性特有の声で隆一は迎えられた。その顔つ

きはあまり変わってなかったために隆一は声の主が金田一だ

と分かった。金田一は隆一をじっと見つめて1分後にあのイジ

メに合っていた斉藤隆一なのだと発覚し、声を発さずに口だ

けで「あっ」という表情をした。すぐに奥に居たもう一人の女店

員(必然的に津村になる)を呼んだ。津村も金田一同様に

はっとした。二人は顔を見合わせている。その奥に何事かと

ひょこっと顔をのぞかせた。その顔に今度は隆一が驚かされた。

それは男子出席番号5番の小笠原大(オガサワラ マサル)だった。

隆一がその小笠原に気を取られている時に金田一が口を開

いた。

「斉藤君だよね?」

奥にいた小笠原と隆一は同じ動き、だが違う意味でえっ?と

言った。

「あ、あぁ。そうだよ。斉藤だよ」

二人は顔を見合わせた。隆一は二人が困惑の顔を見せると

思っていたが、予想に反して二人、そして小笠原が笑みを浮か

べた。小笠原が確認のため隆一に聞いた。

「本当にあの斉藤か?何でこんなところに?」

隆一は笑って言った。

「ちょっと、長い旅行に来たんだ」

二人を乗せた青いスカイラインは近くの標高800m程度の

“目上山(メガミヤマ)”のふもとに到着した。白い息が背景の

せいか目立って見えた。桜は言う。

「この山は何度も登ったよ。何も無い所だけどそれが逆にオ

レの心を掻き立てる」

隆一は桜の後方、2mばかり距離を置いて後に続いた。

そしてあっという間に500m地点。見晴らしの良さそうな展

望台のような場所まで来た。桜は再び口を開く。

「ここからの景色は去年から季節ごとに撮ってるんだ。結構

いい写真が撮れる。今度お前にあげるよ」

振り返った桜のひたい、こちらから見てやや右より、左腕の

方に少しずれた弾丸が埋まった。クソッ。ど真ん中ストレート

を決めてやろうと思ったのによ。まぁいい。終わりよければ全て

良しだ。オーライオーライ。桜は最期の言葉「今度お前にあげ

るよ」を言い残して人生に別れを告げた。土産に貰って帰るさ。

隆一は二つ目の銃(一つ目は相内、雪見殺害に使い警察の

捜査を錯乱するため置いて来た)である通称「ディスティングイ

ッシュド・コンバットマグナム」と呼ばれるM586を使い、.38spl

弾より威力のある.357マグナム弾を桜のひたいに埋めたのだった。


隆一は展望台の柵の向こう、大体45度の斜面になっている土

の中、深さ3mの穴を近くで見つけた太い木の棒で掘り、穴の中

へ桜を落としてまた土を戻した。ココだけ表面の土の色が違うのは

怪しまれると思い、その穴の周辺に5、6個穴を掘ってカモフラー

ジュした。一つ心配なのが銃声だった。山での射殺だったため銃声

が反響していないか不安であった。一応サプレッサーと呼ばれる音

を抑える機械(自作)を付けていたため多少は響いてはいないと思

うが。さっさとここから出よう。そう言ってもと来た道を戻った。


出席番号10番 桜大悟 クリア

「こんな所もあったのかぁ。知らなかったよ」

桜は丘の上にある一本のイチョウの木を見上げた。

「チラッとしか見えなかったけどこんなにいい景色だったのか」

隆一は計画に入りやすくするため桜に合わせた。そんなとき

桜は言った。

「オレ、最初は海が嫌いだったんだ。ハハ」

何だ?思い出話か?しょうがないなぁ。付き合ってやるよ。

「何でだ?お前の親父さんの影響か?」

「それもあるんだけどな。海より山の方が好きだ」

隆一は何も言わなかった。続きがありそうだ。

「海は寒いし、何がいつ襲ってくるか分からない。自分の見え

ないところから襲われるのが怖かったんだ。山ならある程度

周りを見渡せる。下からは来ないしな。空気もうまいし」

隆一は思った。待てよ?ちょっといい事思いついちまった。

「なら今から山行くか?」

「え?いいよ。元々お前の観光のタメだろ?気使いすぎだよ」

「いいんだ。オレも山が好きだ。と言っても峠をコイツで攻める

事だけどな。結構スリルあるぜ?」

愛車のスカイラインをポンッと叩いた。

「ハハ。じゃあ今度頼むよ。ジェットコースターは好きだ」

二人は笑いながらスカイラインに乗り込む。少し丘の向こうに

見える海を眺めて。そしてエンジン音を海に轟かせ山へ向かった。


「乗ってくれ」

桜の前にスカイラインを着け、窓を開けて言った。桜はニット

帽に緑のジャケット、長靴を履いた漁師スタイルで待ってい

た。桜はおぼつかない動きで助手席に乗り込んだ。

「何か、場違いな格好だな。オレ」

「いいんだよ。それがお前の制服だろ?」

そう言って、キーを回し、エンジンを掛けた。カーナビを指した。

「どっかいいトコ無いかなぁ。どこでもいいんだ。」

桜はんーと唸り、考えた。

「オレの知り合いに寿司屋やってる奴が居るんだ。そこでも?」

隆一は迷い無く「OK」と答えた。続けた。

「じゃあそこまでナビゲートしてくれ」

桜を乗せたスカイラインは桜家から遠ざかり、しばし楽しい旅行

に向かった。二度と帰れないけどね・・・


桜の友人が経営するという寿司屋に着いた。「韋駄天」か。い

いネーミングだ。オレの昔の通り名だがな。これも偶然か?桜が

前を歩き、横引きの戸を開けた。

「いらっしゃい!」と元気のいい威勢のある声が聞こえた。

「久しぶり。調子はどうだ?」

「おう!桜か!この通りピンッピンに元気よぉ!」

桜は笑って隆一を見た。大将に言う。

「今日は客だ。中学の時のクラスメイトだよ」

「斉藤です。どうも」

隆一は丁寧に自己紹介した。(会釈を添えて)

「桜の友達か!大歓迎だ!座りな」

その後、たっぷり1時間半掛けて話し合った。話の内容は・・・

想像にお任せしよう。腹がほとんど埋まったところで店を出た。

隆一は桜に言った。

「そうだ。さっきここに来るまでにいい場所が見えたんだ。ちょっと

付き合ってくれ」



寒い気温の中で暖かい日差しが隆一を照らした。眩しい限り

の明るさだ。スカイラインも結露で濡れていた。クソッ。面倒だ。

せっかくここまで来てやったんだぜ?待っててくれよ?


次のターゲット。男子10番。桜大悟(サクラダイゴ)。

こいつは本当に野球バカだったからなぁ。でもなんでこんなとこに

住んでるんだ?雪で思うようにキャッチボール出きねぇじゃんか。

そういえばあいつの親父は漁師だったんだっけか。だからなのか?

まぁ行ってみるか。住所は漁港の近くだな。もう漁の時間は終わ

ってるはずだから多分家に居るだろう。ま、一応電話しとくか。

「トゥルルルルルル・・・」

3回くらいだろうか。呼び出し音が耳に入ってくる。

「もしもし?三浦さんですか?」

三浦?あぁ。そうだけど。ちょっと用事が・・・ってバカか?オレは。

「いえ。違います。斉藤です。覚えてる?」

「斉藤?いやぁ。知らんが」

少しなまりが入っている。隆一は言った。

「ほら明和中のクラスメイト。斉藤隆一。思い出した?」

約5秒間の沈黙。その沈黙が破られる。

「・・・あ、あぁ。思い出した思い出した。隆一か!」

急になまりが無くなった。共通語に戻っている。分かりやすい。

桜は相内と同様、中2の夏休み前までは仲が良かった。でも

2学期が始まってからどんどん会話が無くなった。原因不明だ。

隆一は話題を沢山ある引き出しから取り出した。

「今、仕事で八戸に来てんだ。でも仕事終わったからちょっと

観光がてらいろいろ回りたいんだ。案内してくれないか?」

桜は当然のように「なんでオレの住所を?」と聞いてきたが、

隆一は相内と同じように、名簿を先生にもらった事を話した。

そして今から桜を迎えに行き、案内してくれる約束を取り付

けた。さぁて。今度はどうやって殺ろうかなぁ?ハハハ