島根県議会農林水産商工委員会(岩田浩岳委員長)は、7月14日から16日まで広島県福山市の㈱キャステムや愛媛県今治市の㈱しまなみ、香川県高松市の香川県庁、㈱四国総合研究所および岡山県倉敷市の㈱クラビズの5カ所を訪問し、地域経済と若者の定着を支える取り組みに関する実地調査を行いました。㈱キャステムは3Dプリンターを使ったオリジナル商品の鋳造など少ロット多品種の製造方針と若者がフレキシブルに働ける勤務環境の提供により30%を超える女性社員が働いており、20年後に1,000億円企業を目指す「夢構想発表会」などを通じて社員の自由な発想を製品開発に生かす取り組みが社員の勤労意欲を向上と定着に大きな効果を発揮していることが分りました。しまなみ海道の伊予大島や伯方島など3島の道の駅を運営する㈱しまなみは来島海峡の遊覧船や体験型のクルージング、サイクリングなど新しいメニュー提供によって外国人観光客を含む新たな顧客開拓を図る取り組みが展開されていました。瀬戸内海の島々を舞台に2010年から3年ごとに開催されている「瀬戸内国際芸術祭」は約100日間の会期に100万人を超える参観者が17のエリアを船で巡る新しいツーリズム開発の取り組みで、アーティストと地元やサポーターなどと協力して制作した作品群は会期の終了後も地域の元気や誇りを生み出しており、滞在者に提供する多様な食の開発や宿舎の飛躍的な増加が観光消費額を伸張させており、イベントを通じた波及効果の大きさを認識させられました。