5月31日、出雲市唐川町で恒例の新茶まつりが開催され、雲ひとつない五月晴れの下、香しい新茶と新緑を堪能しました。古刹の鰐渕寺に隣接する唐川地区では14世紀末にお茶の生産が始められたと伝えられ、江戸時代には「唐川番茶」が松江藩の特産品とされるなど、古くから「お茶の里」として知られており、集落の家並に点在する整然と手入れがされた茶畑の景観は、第17回しまね景観賞ではグランプリに選定された美しい風情が広がっています。今年は春先の霜の害もなく、主品種のヤブキタは上々の出来とのことで、唐川親交会(錦織憲一会長)が主催する35回目の新茶まつりは、唐川館広場に150kgの新茶や農産品、茶もち、茶そば、お茶ソフトクリームなどのテントが並び、普段は静かな山里は終日にぎわいの人波で溢れました。ところで、能登半島に位置する石川県羽咋市で、国の特別天然記念物トキ8羽が本州で初めて放鳥されたと報道されました。石川県は、トキの放鳥を能登半島地震からの復興のシンボルに位置付けており、澄み切った青空に放たれた8羽のTV映像は感慨深いものがあります。仄聞するところでは、来年には、現在、佐渡市の佐渡トキ保護センターで野生復帰の訓練をされているトキが出雲市でも放鳥されるとのことで、大空にはばたく勇姿を楽しみにしています。