沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校の生徒ら2人が死亡した事故から2か月が経過しました。5月22日の会見で、松本洋平文部科学相は、同校が実施した平和学習は政治的中立性を欠くもので、教育基本法違反にあたるとの見解を示し、「研修旅行については、事前の計画や当日の対応、安全管理、教育活動の状況などの面で著しく不適切」と述べたと報道されました。この事故は、3月16日に生徒18人を含む21人が海に投げ出されたもので、転覆した2隻はともに海上運送法に基づく事業登録がされておらず、引率教員の乗船はなく、死亡した船長が波浪注意報発令中の出航判断を行ったとあり、海上保安庁は業務上過失致死傷での立件を検討しているとのことです。一方、5月6日に福島県郡山市の磐越道で北越高校の男子ソフトテニス部員20人を乗せたバスがガードレールに衝突し、男子生徒1人が死亡し、17人が重軽傷を負った事故では、運転手が自動車運転処罰法違反の疑いで即座に逮捕されました。この2つを比較すると、あまりに違う事件処理に戸惑いを感じざるを得ないところですが、いずれの事案も当事者となる学校側の及び腰が気に掛かります。