4月22,23日、島根県議会農林水産商工委員会(岩田浩岳委員長)の所管事項県内調査が実施され、人材確保やDX、AI導入などの秀逸事例について、出雲市の㈱吉川製作所、浜田市の㈱あけぼの水産、農事組合法人Dream Agri、益田市の伸和産業㈱および㈱千曲の5か所を訪問・視察して意見交換しました。㈱吉川製作所は、最先端機器の導入など積極的な設備投資によって高い技術力を継続して収益を上げており、特筆すべきは従事者の離職がほとんど生じていないことでした。あけぼの水産㈱は、平成23年に水産業に特化した再生会社として再スタートし、老朽船のリシップや新鋭船導入を契機にICTを活用した操業によって収益を伸長させており、農事組合法人Dream Agriは、近隣の営農組合の統合により設立され、農地の荒廃を防ぎ、土地改良による圃場の大規模化や施設園芸など、収益向上の取り組みが進んでいました。伸和産業㈱は、従業員の平均年齢が34歳で、豊富な森林資源を有する高津川流域の地の利を生かし、立木の購入、素材生産、原木輸送およびチップ製造・販売を内製化することで業績を伸ばして県内トップの素材生産量を達成し、㈱千曲は、DAIDOのエリア代理店で、自販機補充AIの導入により生産性を向上させ、月額のコスト削減効果は42万円で、年間売り上げが2,394万円伸張する等大きな効果を上げていることが分りました。県内の事業所のほとんどが人出不足に悩む中で、若年者の雇用実績をあげている事業所のほとんどは、小学校から高校、大学および各種学校まで積極的なインターンシップの受け入れで、企業情報をオープンにしていることに共通項がありました。