3月29日、島根半島西部の十六島湾岸に立つ2つの小学校の閉校式が執り行われ、150年の歴史に終止符が打たれました。出雲市立鰐淵小学校(松浦和之校長;14人)は、古刹の鰐淵寺の入り口にある学校で、日本一の産出量を誇った昭和鉱山の興隆期には300人を超える児童数がありましたが、鉱山閉山後は大きく児童数が減少したものの、サケの稚魚放流やアサギマダラのマーキング、茶摘みなどの校外学習を通じて地域住民との交流が盛んな学校で、2,675人の卒業生を送り出しました。式典では、飯塚俊之出雲市長の式辞に続いて、卒業生でもある松浦校長は「『つながりTUNAZARUつなげる鰐淵小学校150年』を掲げたこの1年は極めて充実した時間でした」と挨拶し、児童が校長と合作した『ありがとう鰐淵小学校』と題する歌を合唱しました。出雲市立北浜小学校(佐野美保校長;24人)は十六島漁港のなかに存置し、学校水族館やノリ摘み体験など漁業とのかかわりが深い学校で、3,024人の卒業生を送り出しました。記念式典では、市長の式辞に続いて、佐野校長は「汐の香りが心地良い学校の閉校は残念です」と述べ、児童代表の小沢美弥さんが「北浜小の思い出を胸に旅伏小学校でも頑張ります」と挨拶しました。また、両校ともに卒業生や勤務経験のある教員、地域の皆さんが参加して記念行事が開催され、鰐淵小学校では、二期会所属の原夏海さんのコンサートや唐川神楽や獅子舞の上演、北浜小学校では、児童の合唱やひらたCATVで放映された『北浜小学校ニュースダイジェスト』の上映がありました。2つの学校は、3月23日に閉校式が執り行われた西田小学校、国富小学校とともに新年度から新設される旅伏小学校に統合します。