6月19日、島根県議会6月定例会は本会議が開催され、一般質問(3日目)が行われました。この日は久城恵治議員(自民党議員連盟)、森山裕介議員(自民党ネクスト島根)、吉野和彦議員(公明党)の3人が質疑を行ないました。久城議員は、「観光戦略」「萩・石見空港の利用促進」「いわみ留学」「民生委員・児童委員の推薦」などについて、森山議員は、「島根創生計画(後期)」「空き家対策」「若手県庁職員の登用」「地域包括ケアシステム」などについて、吉野議員は、「出生数の増加」「大規模災害への備え」「人権啓発」「動物の殺処分回避」「被爆80周年事業」などについて、知事や関係部局長および教育長の見解を質しました。丸山知事は、出産時のサポートについて「核家族の進展により産前・産後のサポートを要する若年世帯が増加しており、事業を実施する市町村の財政支援を検討する」とし、萩・石見空港の東京便について「羽田空港への複便運航は利便性確保や観光振興に欠かせないことから所要の支援を行う」、島根創生計画への関係人口明記については「笑顔で暮らせる島根を次代に引き継ぐためには定住人口確保が要件であり、関係人口確保は定住人口を確保するためのツールと考える」などと述べました。籏野総務部長は、県職員の離職ついて「令和5年度の中途退職は20人で、中途採用職員も増加傾向にある」、安食健康福祉部長は、ACPについて「終末期医療にかかわるACPについての一般的な理解は3割未満」、犬・猫について「平成30年の殺処分は犬34頭、猫181匹で、令和5年度は1頭、4匹に減少」、野津教育長は、歴史的建造物の耐震について「国宝および重要文化財指定で10㎡未満の9件を除く79件で耐震予備診断を実施し、34件が耐震基準を満たしている」などと答弁しました。