6月17日、島根県議会6月定例会は本会議が開催され、一般質問(1日目)が行われました。この日は大屋俊弘議員(自民党議員連盟)、内藤吉秀議員、原拓也議員(自民党ネクスト島根)、白石恵子議員(民主県民クラブ)の4人が質疑を行ないました。大屋議員は、「島根創生計画」「今後の財政運営」「副知事就任の所信」「浜田養護学校の整備」「米軍機の空中給油訓練」「要人の警護態勢」などについて、内藤議員は、「石見銀山の世界遺産登録20周年」「農村RMO」「フードバンク」などについて、原議員は、「県内企業の賃上げ状況」「訪問介護の処遇改善」「出雲空港の利用促進」「学校給食」などについて、白石議員は、「ギャンブル依存症」「指談の推進」「県職員宿舎の整備」「ジェンダー平等」などについて、知事や副知事、関係部局長、教育長および警察本部長の見解を質しました。丸山知事は、石見銀山について「2027年に向け大田市と連携して世界遺産登録時に認定された価値をしっかりと発信する」県内企業の賃上げについて「令和6年のベアは大企業5.58%、中小企業3.62%で、大手と下請け企業の取引条件是正が急務と考える」などと述べました。石原恵利子副知事は「知事からは『直言』を求められており、島根創生に向けた柔軟な発想を求めて他者の意見を聞くことを心がける」と抱負を述べました。安食健康福祉部長は、フードバンクについて「行政が受け持つ生活支援を補完する『共助』の象徴的活動であり、市町村と連携して必要となる情報提供などに努める」とし、新田商工労働部長は、県内企業の賃上げについて「卸・小売りや飲食・宿泊分野の賃上げ率が低い理由は、消費マインドの上昇が他地域よりも低く、コロナ禍からの回復が遅れていることがあげられる」などと答弁しました。