5月5日はこどもの日。祝日法に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と規定されている国民の祝日です。日本では出生数が大きく減少し、人口に占める若年世代の割合が極めて小さくなっていることから、政府は令和5年4月にこども家庭庁を設置し、こどもや家庭を社会全体で支える大切さ等について理解を深めてもらうため「家族の日」や「家族の週間」を定めたほか「さんきゅうパパプロジェクト」とする男性の休暇取得の推進、子ども手当の増額、少子化対策付金の創設、結婚・子育てに係る贈与税の優遇、多世代同居の支援などを実施していますが、島根県の令和5年度の結婚件数は2226件、出生数は4040人で、いずれも統計開始以来最も少なくなっており、若い世代の結婚機運醸成強化が大きな課題です。また、5月5日は二十四節気の「立夏」でもあり、ゴールデンウェークの行楽地の人波はもちろんですが、田植えや茶摘み、夏野菜の苗植えなど、近隣の田畑に農作業の人の姿も目立ちます。我が家では4家族15人(うち孫7人)が近居しており、この日、庭にこいのぼりのポールを立てました。こどもたちが五月の空を悠然と泳ぐ鯉のごとく健やかに成長し、人生で遭遇する難関を突破して欲しいと願うばかりです。