3月9日、大田市民会館で山陰道の「大田・静間道路(5.0km)」と「静間・仁摩道路(7.9km)」の開通式が行われ、国土交通省をはじめ島根県、沿線市町の行政関係者や地権者、施工事業者など約300人が出席しました。大田市の土江子ども神楽社中の「えびす」の舞で始まった式典では、主催者として堂故茂国土交通副大臣、丸山島根県知事、楫野大田市長の順に「今回の開通により昭和62年から新直轄事業として取り組まれている山陰道は、地権者をはじめ故竹下亘氏など多くの関係者の尽力によって72%の整備率となり、産業や観光、医療など多くの分野で地域社会に恩恵を与えると確信する」などと挨拶し、高見康裕、青木一彦、舞立昇治、三浦靖の4人の国会議員が祝辞を述べました。近藤弘嗣松江国道整備事務所長の施工区間の工事報告の後に斎藤寛大田商工会議所会頭と高橋恒子JAしまね石見銀山女性部長が「山陰道への期待の言葉」を述べ、園山繁島根県議会議長の万歳三唱で締めくくりました。式典終了後、小雪がちらつく天候ではありましたが、大田静間インターチェンジ付近の特設会場に移動して祝賀行事が行われ、石見銀山太鼓や大田高校ブラスバンド部の演奏とともに、テープカットやくす玉割りに続いて、松江国道整備事務所の道路パトロールカーを先頭に島根県警、大田市消防、陸上自衛隊、トラック協会や旅客自動車協会などの運送事業者、式典参列者の順に車列をつくり、大田朝山インターチェンジまで開通パレードを行いました。なお、道路の供用開始は3月9日の17時とされています。