1月16日、株式会社フジドリームエアラインズ(FDA;楠瀬俊一代表取締役社長)は、 2024年3月31日(日)から『中部国際空港-出雲空港』線の新規開設と『静岡空港-出雲空港』線の運航再開を決定し、同日、楠瀬社長が島根県庁を訪問し、丸山知事に方針決定を伝えました。FDAの中部国際空港乗り入れは高知空港に次ぐ2路線目とのことで、計画では再開される静岡便とともに毎日1往復の運航が予定されています。これにより、出雲空港は東京〈羽田〉、名古屋(中部)、大阪(伊丹)、福岡の各国際空港からのアクセスが整うこととなり、コロナ禍後のインバウンドやビジネス需要に寄与することが期待されるところです。ところで、1月14日、一畑百貨店が65年の歴史に終止符を打ちました。人口減に伴う消費需要の減少と富の大都市圏への流失は20年ほど前に県内から置屋や検番がなくなった頃から顕著になったように感じますが、閉店に至る要因は様々な指摘があるにせよ貴金属や美術品、ブランド品などを扱う島根県内唯一のデパートの閉店は地域経済の退潮を際立たせるものであり、県都松江の玄関となる松江駅周辺の賑わい創出への官民一体の取り組みを期待するところです。