12月25日、大相撲初場所の番付発表が行われ、島根県出雲市出身で高田川部屋所属の立行司41代式守伊之助(本名;今岡英樹)が最高位となる第38代木村庄之助を襲名しました。令和6年の初場所は1月14日から東京の両国国技館で開催されますが、2015年春場所から約8年10か月ぶりに結びの一番を裁く立行司木村庄之助は、軍配の房と直垂の菊綴の色が、従前の式守伊之助を表わす『紫白』から『紫』に変わり、結び2番の裁きは1番となります。木村庄之助が、出雲市の『市章』をあしらった軍配を手に、『出雲』の文字刺繡が施された装束に身を包んだ勇姿をTV映像を通して日本中はおろか海外まで発信されることは大きな喜びで、胸が躍る思いです。令和5年は島根県にとっては政界や角界で活躍された青木幹雄先生、細田博之先生の逝去や隠岐の海の引退など残念な事象が続いただけに、今回の昇進は県民に大きな勇気を与える大きな慶事であり、庄之助さんには健康に留意され、重責を果たしていただきたいと思います。