12月13日、出雲市平田町で「宍道湖中海の生態系を守る日」の制定記念祝賀会が開催され、松江市や出雲市、宍道湖漁協の関係者など40人が出席しました。12月は1997年に京都で開催されたCOP3で、CO2など6種類の温室効果ガス削減で合意した京都議定書が採択されたことにちなんで「地球温暖化防止月間」と定められていますが、松江市で自然環境およびシジミの漁業振興に資する調査・研究などを行っている日本シジミ研究所(中村幹雄所長)が本年5月に一般社団法人日本記念日協会(加瀬清志代表理事)12月13日を「宍道湖中海の生態系を守る日」として登録し、このほど認定を受けました。中村所長は、「淡水と海水が混じる汽水域の宍道湖・中海はラムサール条約に登録されている水産資源の宝庫だが、昭和38年から『昭和の国引き』として実施された宍道湖・中海の淡水化事業によって汽水生態系の破壊と水質悪化が懸念され、宍道湖漁業協同組合の関係者を中心とした市民運動によって事業が中断となり、平成14年12月13日、正式に事業中止の決定がなされた結果、汽水の生態系が守られ、現在まで引き継がれている」とし、「記念日制定は、先人が守ってくれた汽水湖の生態系の恵みを子々孫々まで伝えていく責任と覚悟をアピールするため」と制定趣旨を述べ、宍道湖漁協の渡部組合長が「『宍道湖を守る』と言う先人たちの熱い思いをしっかりと受け止め、環境保全や資源循環を徹底することによって、湖の恵みを次代に伝えていくことが私たちの使命」と挨拶しました。