12月5日、島根県議会11月定例会は本会議が開催され、一般質問(2日目)が行われました。この日は、高橋雅彦議員(自民党議員連盟)、角智子議員(民主県民クラブ) 、尾村利成議員(共産党)の3人が質疑を行ないました。高橋議員は、「年末に向けた経済対策」「トロッコ列車の廃止と木次線の利用増進」などについて、角議員は、「医療のデジタル化」「不登校特例校」「大学進学者への支援」「人権擁護」などについて、尾村議員は、「核燃サイクルと避難の実効性」「水道料金の格差是正」「食料自給の確保」「生活困窮高齢者の支援と養護老人ホームの位置付け」などについて、知事や関係部局長および教育長の見解を質しました。丸山知事は、木次線のトロッコ列車について「36万人を超える乗車実績が雲南・奥出雲地域の美しい自然や渓流の魅力を示すもので、天地(あめつち)の運行と木次線の集客に生かすべき」とし、まめネットについて「信頼性の高い情報セキュリティと医療情報のみならず介護や投薬など、多機能にわたるサービス提供の評価は高いものがある」,原発の避難計画について「実効性に不安を持つ方も含めて、有事の際には、知事として関係住民の皆さん全員に避難を呼びかける」などと述べました。籏野総務部長は、奨学金免除制度について「令和元年度までの実績は108人で、奨学金の返済率は概ね97~98%、大阪学生会館の利用率は60~70%」、藤井地域振興部長は木次線の支援について「令和5年上期の高校生に対する通学定期補助は35人で、ツアー造成の補助実績は令和4年度が4,100千円、令和5年は10月末で7,600千円」、新田商工労働部長は、県内の経済状況について「企業倒産件数は令和4年度が33件(負債51億円)、令和5年10月末で32件39億円で、景気は回復傾向にあるものの、弱含み」、ゼロゼロ融資について「令和5年10月で7割が返済を開始したが、条件変更は2,666件に上る」などと答弁しました。