10月7日、出雲市のくにびき中央通りで陸上自衛隊出雲駐屯地開設70周年記念式典および市中パレードが開催され、観閲官を務めた第13偵察隊長兼出雲駐屯地司令の宗像秀樹2等陸佐は「自衛隊は任務遂行のため愚直に日々鍛錬を積む一方で、地域の皆様から信頼される存在でなければならない」と式辞を述べ、出雲地区防衛協力会長の飯塚俊之出雲市長が「国際情勢が緊張を高め、地球温暖化による自然災害の多発という内外情勢の中で、自衛隊の存在は住民の安心・安全の根幹をなすもので、隊員各位に心からの感謝と敬意を表します」と挨拶しました。出雲駐屯地は昭和28年10月に出雲市松寄下町の現在地に開設され、現在、第13旅団第13偵察隊、第4施設団第304施設隊、第104施設直接支援大隊第1直接支援隊などに350人が所属する編成となっており、情報収集や災害支援、装備品整備などの任務にあたっており、令和6年3月には部隊改変により530人編成の第13偵察戦闘大隊となる予定とされています。この日のパレードには、沿道を埋めた2,000人を超える市民が見守る中を出雲駐屯地の装備車両40台のほか、航空自衛隊米子基地のC2輸送機や岡山県の日本原駐屯地および山口県の山口駐屯地の特殊車両や多用途ヘリなども参加し、その雄姿が披露されました。