8月26日、浜田市内のホテルで島根あさひ社会復帰促進センターの開設15周年記念式典が開催されました。平成20年10月1日に開所したこの施設は、犯罪の増加に伴う刑務所の過剰収容問題を解決するため、施設の設計、建築及び運営の一部を民間事業者に委託する国内4例目のPFI手法による刑務所で、地域住民との協同で野菜や果樹、花木の生産や盲導犬の訓練など受刑者の職業訓練が実施され、受刑者の改善更生と円滑な社会復帰の実現を目指した取り組みが進められています。記念式典で高見康裕法務大臣政務官は「島根あさひ社会復帰促進センターは、地域住民の皆さんの協力で、過ちから立ち直り、社会で再チャレンジを果たす準備をする施設としてなくてはならない存在」と挨拶し、運営に当たる川村彰㈱大林組PPP事業部長は「契約満了となる令和26年以降も引き続き社会的責任が果たせるよう懸命の努力を続ける」と述べました。また、記念行事として、島根県立大学浜田キャンパスで記念フォーラムや浜田市観光協会による地域物産店や刑務所作業製品の販売、盲導犬のデモンストレーションなどが開催されました。