7月12日、出雲市灘分コミュニティセンターで山王川改修事業の竣工式が行われ、丸山達也島根県知事や飯塚俊之出雲市長など40名が出席しました。山王川は宍道湖西岸の出雲市灘分町の河川(農業用排水路)ですが、断面不足や護岸の老朽化によって小規模な降雨でも農地の湛水被害が発生するため、島根県が平成23年から「山王地区県営農地耕作条件改善事業」として、川幅を2倍に拡張し、護岸整備や橋梁の架け替えなど、令和5年までの12年間に3,097,000千円をかけて事業実施しました。竣工式を主催した山王川等排水対策促進協議会の森脇昭会長は「事業実施を願い出た平成9年から様々な曲折を経て立派な河川整備事業が竣工したことは無上の喜び」と挨拶し、来賓の丸山知事は「長年にわたって事業の進捗に尽力された関係者に感謝する」とし、飯塚市長は「現在進行中の宍道湖西岸土地改良事業とと相俟って、灘分地区の農業が飛躍的な振興・発展を期待している」などと述べました。また、園山繁島根県議会議員は「この事業については、平成11年度に国の補助事業として採択されたが、『平田市の事業費負担が大きい』として事業化に至らず、12年後の平成23年度になって、島根県出雲農林振興センターの星野善樹所長と長岡秀人出雲市長(いずれも当時)の尽力で今日を迎えられたことに感謝する」と事業に至る経緯を紹介しました。