7月2日、萩・石見空港開港30周年記念式典が開催され、島根県や山口県、両県の議会、萩・石見空港利用拡大促進協議会を構成する周辺自治体の首長や経済団体のトップおよび運航事業者の全日本空輸㈱の関係者などが顔を揃えました。萩・石見空港は昭和48年3月に整備構想が示され、昭和61年6月に事業計画を決定、昭和62年12月に国の飛行場設置許可を受け、建設工事に着手し、平成5年7月2日にエアーニッポン(全日空の子会社)を運航事業者として、羽田、大阪各1便の運航が始まりました。主催者として挨拶した島根県の丸山知事は「萩・石見空港は、高速道路の整備が遅れている島根県西部地域と山口県北東部にとって、首都圏や近畿圏にアクセスするための極めて重要な施設であり、今後も運航事業者のANAや周辺自治体などの皆さんと相協調して利用拡大を図る」と述べ、空港施設で来訪者の歓迎行事に協力してきた益田市石見神楽保存会(藤原博美会長)と日本犬益田柴犬育成会(柳尾教男会長)の2団体に感謝状が贈呈されました。また、今後の充実・発展を願い「未来へのバトンタッチ」として島根県立江津工業高校の生徒が制作した模型飛行機が丸山知事や園山島根県議会議長、平澤全日本空輸㈱常務取締役などから益田市内の小学校1年生から6年生の代表6人に手渡されました。空港内では石見神楽の上演やANAオーケストラによる演奏会が行われ、隣接する貨物倉庫とその周辺には飲食ブースや地域の特産品の紹介コーナーが設置され、多くの老若男女で賑わっていました。