6月22日、島根県議会6月定例会は本会議が開催され、一般質問(3日目)が行われました。この日は田中明美議員、久城恵治議員(自民党議員連盟)、森山裕介議員(自民党ネクスト島根)、角智子議員(民主県民クラブ)の4人が質疑を行いました。田中議員は、「島根創生計画」「小さな拠点づくり」「農林水産基本計画」などについて、久城議員は、「萩石見空港の利用促進」「デジタル田園都市国家構想への対応」「スタートアップ育成5か年計画」「第84回国民スポーツ大会への準備」などについて、森山議員は、「合計特殊出生率」「こども家庭庁への対応」「結婚・妊娠・出産・子育ての支援」「ふるさと納税」などについて、角議員は、「公共交通の整備」「教員の負担軽減」「女性活躍」「県民の生活満足度」などについて、知事や関係部長、女性活躍推進統括監および教育長の見解を質しました。丸山知事は、JR路線の存続について「国鉄民営化に伴う24兆円の国民負担のうち16兆円が未償還であり、JRは経営形態は民間であっても、社会的な責任は全く民間法人とは異なるということを政府、国会のみならず国民世論に訴える必要がある」とし、高校終了までの医療費無償化について「12歳までの現行制度を18歳まで延長すると13億円程度の一般財源を要する」と述べました。野津教育長は、教員の経験者特別採用について「令和4年度の特別採用は40人で、来年度からは公立のみならず私立学校の現職教員も対象に加える」とし、野村農林水産部長は、水田園芸について「必ずしも推奨作物6品目にこだわらず、マーケットインの視点を持ってコメからの転換を図る」と答弁しました。この日の本会議では、冒頭、園山議長と丸山知事から4月9日に逝去した元島根県芸術文化センター所長で県民栄誉賞の受賞者である澄川喜一先生に対する弔意が表明されました。