3月14日、東京では平年より10日も早い桜の開花が発表されました。桜前線は南から北上するものと思っていましたが、温暖化で休眠打破が一様ではなくなり、近年は東京が先で、のち南から西へ移動するようです。ところで、参議院の懲罰委員会は、政治家女子48党(旧NHK党)のガーシー参院議員について、全会一致で「除名が妥当」と決定しました。ガーシー議員は、昨年7月の参議院選挙で当選してからもドバイなどに滞在を続け、国会への登院を拒否し続けており、「職責を果たそうとしない態度は国会議員の身分を放棄するもの」などとして懲罰の対象となり、3月8日の本会議で「陳謝」が求められていましたが、結果的にこれを拒否したため、国会議員の身分を失うことになりました。ガーシー議員は、「国会に出ないのは選挙公約」として、リモートでの議事参加などを求めていると報道されていますが、候補者としての政見が支持されて当選し、議員資格を獲得したのであれば、掲げた政見を実現するために必要となる法律や国会規則を改正するための努力を自らが実践すべきで、国会議員1人あたり、歳費や文通費、秘書給与、政党交付金など、年間1億円近いお金が議員活動に必要な経費として支払われるのはそのためです。今回の仕儀は、『身勝手な個人の理屈』が、国会議員の身分を与えられた刹那、『身勝手な論ではなくなる』ことに、政治家のみならず私たち有権者もしっかりと向き合う必要があることを示していますが、さきに報道された『比例名簿に登載された候補者の1年交代の是非』など、政治の場に『想定外の価値観』が持ち込まれてきたことには少なからず戸惑いを覚えます。