12月14日、島根県議会は中山間地域・離島振興特別委員会(委員長;園山繁議員)が開催され、所管事項の調査が行われました。はじめに、地域振興部から「令和4年度中山間地域住民生活実態調査」と「離島振興法の改訂に伴う島根県離島振興計画(素案)」、農林水産部から「漁村の現状に関わる意向調査」などについて説明がありました。意見交換では、「中山間地域の医療・介護の状況」や「幸福度、満足度の可視化」、「市町村との協議見通し」、「時代の変化に対応する移動手段や医療の方向付け」、「地域別指標の詳細」、「離島地域の再エネ導入の見込み」、「漁業集落環境整備事業の進捗状況」、「市場や荷捌き施設の高機能化の魚価反映」などについての質疑があり、「3世代同居が高齢化が進む中山間地域の課題解決に有効で、相応の支援を考えるべき」とする意見や「実態調査の分析結果を市町村に情報提供しては」、「若年層の島外流出の因となる高等教育機関のサテライト誘致を考えるべき」、「ICT化やドローン、無人運転などの活用で地域課題の解決法を変化させる可能性あり」などの意見がありました。質疑終了後の委員間協議では、所管事項調査終結に伴う委員長報告の論点整理が示され、閉会中の令和5年1月19日に委員会を開催して、意見集約を行うことを確認しました。