10月8日、出雲市立平田文化館プラタナスホールで恒例の「県政を語る夕べ」が開催されました。コロナ感染防止の観点から健康チェックシートの提出やマスクの着用、入場者の事前登録などの対策を講じて3年ぶりに開催された会合には200人ほどが参加し、丸山達也島根県知事をはじめ舞立昇治参議院議員、三浦靖参議院議員、園山繁島根県議会議員の時局講演を聴講しました。丸山知事は「昨年から島根県の知事として『物事の本質を素直に言葉にする』という姿勢で会見に臨んでいる。物議を呼ぶこともあるが、島根県政の発信力は高まったと思う」とし、舞立議員は「自民党はコロナや物価高騰に対する政策と予算を臨時国会に提案し、地方経済を支えて行く」、三浦議員は「住民の声を丁寧に聞き、地方の課題を国につなげる地道な役割を果たす」などと述べました。園山議員は「『島根は都会に比べて生活費が安い』と言われるが、人口が大きく減少する中で、世帯分離・核家族化が進み、全国チェーンのスーパーやコンビニで消費生活を送る現状は、交通費や教育費を考えると、むしろ都会よりも生活コストは高いと考えるべきで、国、県、市町村は相応の政策展開を図る必要性がある」などと述べました。ところで、鹿児島県で開催されている第12回全国和牛能力共進会で島根県の代表牛は、6区(総合評価群)肉牛の部で優等1席(脂肪の質賞)・種牛の部で優等11席で総合が優等3席、7区(脂肪の質評価群)で優等2席、8区(去勢肥育牛)で優等2席(優秀枝肉賞)など、素晴らしい評価を受け、10月9日のセリでは1kgあたり21,430円を付けたとの知らせがありました。最終日(10月10日)には名誉賞(内閣総理大臣賞)が発表されますが、「しまね和牛」に1987年以来の受賞を期待します。