9月28日、島根県議会9月定例会は本会議が開催され、一問一答質問(2日目)が行われました。この日は、吉田雅紀議員(自民党議員連盟)、多々納剛人議員、内藤芳秀議員(県議会自民党)の3人が質疑を行いました。吉田議員は、「デジタル教育」「実業教育」「雇用状況」「海洋立国」などについて、多々納議員は、「農家の所得安定化対策」「神西湖の環境再生」「陸上自衛隊出雲駐屯地の拡充」などについて、内藤議員は「インボイス制度」「コメの生産調整」などについて、知事や関係部長および教育長の見解を質しました。丸山知事は、陸上自衛隊出雲駐屯地について「令和5年度予算の概算要求において第13旅団の改編により350人から530人体制への変更が提起されており、部隊拡充を期待している」と述べました。竹内環境生活部長は、神西湖について「シジミの生産量は平成7年の560tから令和3年の71tに減少しているが、水質は改善傾向にあり指定湖沼への申請は難しい」とし、西村農林水産部長は、小麦について「パンに加工する強力粉のほとんどを占める輸入小麦は1tあたり61,820円(国内産53,795円)で、国内産に比べて品質が一定しており、国内消費量の80%を占めている」、コメについて「中山間地域の10aあたりの利益(生産所得)は3,000円で生産経費は111,000円、連担地は31,000円の83,000円」、田中商工労働部長は、平均賃金について「令和3年の島根県の平均賃金は259,000円で、東京都〈364,000円〉の70%程度となっている」、野津教育長は、専門高校生の進路について「令和3年度の卒業生の650人が就職し、選択の基準は『雇用環境』『やりがい』『給与』の順」などと答弁しました。