7月3日の深夜に目が覚めてTVをつけたところ、ハンガリーのブタペストで開催されている水泳の世界選手権のライブ中継で「女子シンクロ板飛び込み」で、鳥取県出身の三上紗也可選手(日本体育大学)と金戸凜選手(セントラルスポーツ)ペアの銀メダル獲得が放映され、深夜であることを忘れて釘付けとなりました。三上紗也可選手は、東京五輪金メダリストの入江聖奈選手と小学校・中学校・大学の同級生で、小学生から安田千万樹コーチのもとで飛び込み競技に打ち込み、米子南高を卒業後の2019年に光州世界選手権「女子3m板飛び込み」で5位に入り、東京オリンピックの代表となりました。オリンピックでは決勝には進出できなかったものの、6月2日の「女子3m板飛び込み」では決勝に進み、最終演技まで2位をキープし、難易度の高い演技にチャレンジした最終演技の得点が伸び悩み294.20点で惜しくも7位となっただけに、シンクロの銀メダルは嬉しいと思います。また、続いて実施された「男子高飛び込み」決勝で、東京オリンピック代表で15歳の玉井陸斗選手(JSS宝塚)が、488・00点をマークして銀メダルを獲得しました。玉井選手は決勝の3本目に『前宙返り4回転半抱え型』を完璧に決めて99・90点をマークし、4本目を終えた時点で首位に立ち、5本目でわずかにミスがあったものの6本目の最終演技を着実に決め、中国選手のワンツーフィニッシュを阻止しました。男女ともに飛び込み競技の世界選手権での銀メダルは史上初とのことで、歴史的快挙のライブを視聴できた幸運に感謝するとともに2024年パリオリンピックに向けての期待が高まりました。