島根県議会農林水産商工委員会(田中明美委員長)は「若者にとって魅力のある産業のありかた-島根県で働く若者を増やすための方策-」を委員会の調査テーマに掲げて調査活動を実施していますが、4月18,19日の両日、安来市の「キグチテクニクス」「大森ファーム」、八頭町の「大江ノ郷自然牧場」および松江市の「ペンタスネット」を訪問しました。大森ファームの大森雄介さんは、20年間勤務したソフトウェアの開発会社を辞めて、2016年9月に横浜市から安来市にIターン、2年間、市内のイチゴ農家で研修し、2018年9月からハウス4棟(15a)でイチゴ栽培を開始したとのことで、「移住の決め手は、安来市の充実した『就農・定住パッケージ』と担当者の熱意」とし、仲間と「通販サイトnetberry.jp」や「観光農園なかうみファーマーズ」「GROWプロジェクト」などを通じて地域に貢献したいと話しました。キグチテクニクスは2018年から5年間で30人、ペンタスネットは20人、大江の郷は2022年度に19人の新規採用を実施、いずれも採用者の育成や福利厚生、柔軟な勤務時間の設定など「働きやすさ」の実践に工夫をしている会社です。平成6年にニワトリの平飼い牧場を開設、「天美卵」のブランドで『通販日本一』を達成し、『6次化の成功モデル』とされる「大江の郷自然牧場」の事業伸長の基本は「経営者の夢」、機械金属の加工試料の製作・検査のトップメーカーのキグチテクニクスでは「技術者を雇用するより技術者をつくるという社風を創ってきた」とし、「これからは理工系よりもデザインや発想力を重視した人材が必要と考えており、SNSによる対外広報など会社の知名度アップを図りたい」との言葉が耳に残りました。システムインテグレーションで業績を急伸させているペンタスネットでは、徹底した人材育成プログラムで社員の能力向上を図る一方で、積極的に島根県や学校が実施する研修プログラムに参加し、「地域のITリテラシーの充実に貢献したい」とする姿勢に社業充実の礎石を見ました。