3月13日、東京の新高輪グランドプリンスホテル国際館パミールで、第89回自民党大会が開催され、全国各地から選出された代議員など約1,000人が参加しました。来賓の山口那津男公明党代表は「自民党と公明党の連立体制には一分の隙も無い」と述べ、十倉経団連会長は「自民党には、コロナをパンデミックからエビデミックに、ロシアのウクライナ侵攻から生じる世界経済の混乱収束という2つの問題にしっかりと立ち向かってほしい」と挨拶しました。恒例のゲストスピーチには東京オリンピック・パラリンピックに出場した3人のメダリストが登壇し、富田宇宙さんが「ハンデがあっても『やれる』ということを示すことが自らの使命」と意見発表し、空手競技の喜友名諒さんと清水希容さんが見事な演武を披露しました。議事では、党情報告で茂木敏充幹事長が「党則改正によりガバナンス改革と地方組織との連携強化を図り、来るべき参議院選の勝利を果たしたい」などと述べ、令和3年度決算と令和4年度予算を説明し、小渕優子組織運動本部長が10項目からなる運動方針案を発表、優秀党員410名、党組織92支部、友好団体156団体、協力者45名が総裁表彰を、島根県連など4県が党勢拡大の特別表彰を受けました。総裁演説で岸田文雄総裁が「当面はコロナの収束とウクライナ情勢への対応という足許の課題解決に万全を尽くすが、日本の平和を守るためにはアメリカとの同盟関係を盤石にし、強固な安保防衛体制を確立する必要があり、経済の再生を果たし日本の活力を取り戻すためには、賃金をあげて消費を喚起するとともにICTや環境、カーボンニュートラルなど、成長分野への投資を大胆に進めることが不可欠だ。そのためにも、何としても参院選に勝利し、党是である憲法改正を果たす覚悟である」と力強く述べ、7月の参議院議員選挙の公認候補者が1人づつ紹介されました。(党大会の模様は、http://www.jimin.jp/index.html でご覧いただけます)