2月19日は二十四節気の「雨水」。『暦便覧』に「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されているように、暦の上では、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始め、草木が芽生える頃で、農耕の準備を始める目安とされており、出雲大社ではこの時期に五穀豊穣を祈念する祈穀祭が執り行われます。今年は2月上旬が比較的暖かい日よりであったため、中・下旬の寒気が強いように感じますが、これから三寒四温を繰り返しながら春の季節を迎えることになります。ところで、オミクロン感染の禍中で開催されていた北京オリンピックの終幕が近づいてきました。疑惑の判定やドーピングなど場外での話題が取り上げられていますが、スキーのモーグル、ジャンプ、複合、スケートボード、フギュアスケート、スピードスケート、カーリング、アイスホッケーなどの競技で日本人選手が躍動する姿に感動しました。競技種目が増加したとは言え、冬季オリンピックで過去最高のメダルラッシュの結果は、一朝一夕で得られるものではなく、選手諸君の地道な鍛錬と国や競技団体のみならず多くのサポートがあってこその仕儀である、関係者の皆さんに心から感謝と敬意を表します。