2月4日は二十四節気の「立春」。『暦便覧』に「春の気立つを以って也」とあり、前日を「節分」として全国各地で様々な行事が行われます。出雲地方でも須佐神社や熊野大社での「豆まき」や木綿街道の「もち街イベント」などの行事が多くの人出で賑わいを見せるのが常であり、昨年、今年とコロナ禍によって多くのイベントが中止されているのは残念ですが、近年とみに『立春大吉』と書かれたお札を貼ったお酒やお菓子を見かけます。『立春大吉』は神社仏閣でのお札が起源のようですが、「古来は暦の上での春が新年の始まりで、年の初めにあたる立春に人々や社会の幸せを祈る『除災招福』を表すもの」と言われています。ところで、91の国・地域から約2900人の選手が参加する第24回冬季オリンピック北京大会が開幕しました。春節を祝うどころか新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むため、北京市内は厳戒下にあるとのことで、人権問題を理由にした外交的ボイコットなど「平和の祭典」を疑問視する声もありますが、大会は2月20日まで、7競技109種目が実施される予定であり、日本選手団の躍動とメダル獲得を期待します。