1月10日は「成人の日」。新成人を祝う習わしは小正月の元服式に由来しますが、今年滿20歳となる新成人は全国で約120万人(男性61万人、女性59万人)、総人口に占める割合は0.96%と12年連続で1%を下回ったとのことで、島根県では6,700人余のようです。祝日法第2条には「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い、励ます」とありますが、2018年に成人年齢を18歳に引き下げる民法の改正が行われ、2022年4月1日に施行となりますから、20才を対象とする成人式は今年が最後になる可能性があります。年明けからオミクロン株感染拡大が続き、式典を主催する自治体ではマスクの着用やPCR検査、ワクチン接種、時間差開催など様々な感染対策を講じているとのことで、出雲市でも令和3年の成人式は12月26日、令和4年の成人式は1月9日に出雲ドームでの開催となりました。コロナ禍にあっても「新成人のために何とか式典を開催させたい」とご尽力をいただいているすべての関係者の皆さんに感謝を申し上げます。新成人の皆さんには、「社会に責任を有するという自覚を持って、無限の可能性に向かって今日を精一杯生きてほしい」と思うと同時に「人間は一人では生きていけない」と言うことをしっかりと弁えて日々の生活をしていただきたいと願っています。