細田博之先生(衆議院議員;島根1区選出)には11月10日に召集された特別国会において第78代衆議院議長に選出されました。「三権の長」とされる内閣総理大臣、最高裁判所長官、衆参両院議長の一角に島根県選出の国会議員が就任するのは、1987年から第74代内閣総理大臣をつとめた竹下登先生、1990年から第67代議長をつとめた櫻内義雄先生以来で、衆議院議長就任は2人目となります。細田博之先生は通産省勤務を経て父で自民党総務会長や運輸大臣などを務めた細田吉蔵先生の秘書となり、45才となった1990年2月、衆議院選挙に島根県選挙区から立候補し、初当選して以降、さきの総選挙まで連続11回目の当選を果たされ、この間、自民党幹事長や総務会長、科学技術庁長官、内閣官房長官などを歴任し、近年は最大派閥の領袖として政権奪回後の安倍、菅内閣を支え、憲法問題や税制の議論をリードされてきました。総選挙後に『議長内定』を報じるマスコミは一様に『温厚篤実で与野党を問わず周囲の信頼が厚い』と評しており、くれぐれも健康に留意され、国会議員の代表としてご存分の働きをされますよう期待するところです。