11月7日は二十四節気の「立冬」。『暦便覧』には「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」とあり、秋が深まって、朝夕の冷え込みが顕著となり、野山の紅葉が鮮やかになる時期ですが、近年は11月中旬までは暖かい日が続き、木枯らしや初霜、初雪のたよりも遅れ気味です。二十四節気は、1年を太陽の黄道上の視位置によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもので、夏至・冬至の「二至」、春分・秋分の「二分」、立春・立夏・立秋・立冬の「四立」を季節の変わり目を強調する「八節」としています。この時期の風物詩は、郵便局前に立てられる年賀ハガキの幟や稲ハデのダイコンやカブ、軒に吊るされた干し柿の風景ですが、山陰沖では松葉ガニの水揚げが解禁となり、ニュースでは今年の初セリでオス1枚に80万円の値をつけたとありました。昨年はコロナ禍で友人や同僚と松葉カニをはじめ河豚や鮟鱇、鱈、ボタンなどの鍋物を楽しむ機会を逸しましたが、このところの報道では、全国的に新規感染が大きく抑制されてきており、ワクチン接種や密集を避けるなど一定の感染防止対策を講じる必要はあるものの、今年はどうやら忘年会で旧交を温める機会が持てそうです。とは言え、寒暖差が大きくなって風邪をひきやすく、体調を崩す時期でもありますから、コロナは言うまでもなくインフルエンザにも注意したいものです。