１０月２６日、小室圭さんと秋篠宮眞子内親王が結婚を届け出し、記者会見を行いました。会見はご夫婦が所感を述べ、事前に提出された質問に文書回答を配布するという形式で行われ、お二人はそれぞれの思いを赤裸々にお話しされたものの、皇室という特殊社会で生まれ育った女性が一般社会の中で生きることは大変だと感じさせました。小室眞子となるために、結婚に際しての儀式の一切を取りやめ、通常は皇族の身分を離れる際に一定の品位を保つために支給される一時金を辞退するなど、『結婚に対しての強い意志』を内外に示された姿勢は理解するとしても、「天皇の直孫」という事実は消えることはありません。秋篠宮皇嗣殿下は「多くの人が喜んでくれる状況が必要」として皇族としての建前を示す一方で、純粋に娘の幸せを願う父親としての葛藤を「皇室としては類例を見ない結婚」と評し、「自分たちなりの形で、幸せな家庭を築いてくれることを願う」とコメントされていますが、宮内庁が皇室経済法の規定に定められた「皇室経済会議」の開催を経ずに一時金の支給を見送ったのは僭越至極で理解し難いところです。小生には7人の孫がありますが、どの子にも親と同様に、『門地門閥などにとらわれることなく、自由に恋愛をして、好きになった人と結婚してほしい』と願っており、一般人に生まれた幸せを感じているところです。