民間シンクタンクのブランド総合研究所が発表した令和3年の「都道府県魅力度ランキング」で、島根県は昨年より7つ順位を下げ、37位となりました。「魅力度ランキング」は、47都道府県を15~16ずつ3つのグループに分け、1つの都道府県につき600人前後の回答者にレジャーやスポーツ、食などの設問を『①とても魅力的②やや魅力的③どちらでもない④あまり魅力的でない⑤まったく魅力的でない』の5択で選ぶインターネット上のアンケートで、回答者全体のうち、①と答えた割合(%)に100、②と答えた割合に50をそれぞれかけ、その数を足し合わせて点数をはじき出すしくみで、最も魅力度が高かったのは北海道(73.4点)で、調査を開始した2009年から13年連続で1位になっているそうです。2位は京都府(56.4点)、3位は沖縄県(54.4点)、4位東京都(47.5点)などとなっており、昨年と順位は変わらないものの、いずれも若い世代の評価が急上昇し、10点以上も点数を上げたとのことです。識者によると、背景にはコロナ禍の中で移動やレジャーを十分に充足できない世代が、ネット配信や映像プログラムなどバーチャル空間でのイメージを吸収したのでは、と述べており、『選ばれる地域』となるには、自然や温泉、グルメなどの魅力をデフォルメして発信する工夫が必要なようです。