10月10日、出雲市内で自民党平田支部(園山繁支部長)主催による国政報告会が開催され、170人余が参加しました。この日は、7月、8月の大雨で大きな災害を受けて県道や市道が通行止めとなっている半島地域の5つの集落で細田博之衆議院議員が時局講演を行いました。島根半島の海岸部は高齢化が進み、人口の減少が極めて顕著な地域ですが、どこの会場も集落の戸数を上回る参加者があり、熱心に聴講いただきました。細田衆議院議員は、岸田内閣が取り組むべき喫緊の課題は『コロナ禍の克服』とし、「徹底した検査体制の確立によって、再びの市中感染を防御しなければならない」と述べ、「7,8月の大雨や台風は地球温暖化と無関係ではない」とした上で、「国連が進めるSDGsに倣って国が進めるカーボンニュートラルの取り組みを深化すべき」と述べ、「森林整備の推進や太陽光や風力などの再生可能エネルギーと原子力やLNGなどを組み合わせた政策が大事」と述べました。また、山間地域や海岸地域で高齢化が進み、地域の担い手が減少している対策として「人口急減地域特措法による『特定事業協同組合』による若者の就業促進を図るべき」との提案を行い、「市町村によっては特措法の対象地域が過疎法の指定区域と曲解しているところがあるが、一定の人口減少がある地域であれば、過疎法は要件ではない」とし、「県内のあちこちで、議員立法で成立した法律に基づいて始まった国の施策を活かした取り組みが進むことを期待している」などと述べました。