大相撲八角部屋所属で東前頭8枚目の隠岐の海が秋場所14日目に関脇御嶽海を下手投げで下し、2年前の秋場所以来の2ケタ勝利を挙げました。隠岐の島町出身で36才の隠岐の海がプロ野球ソフトバンクの和田毅、テニスの錦織圭、将棋の里見香奈女流4冠などとともに活躍を続けていることは郷土の誇りとするところですが、格闘技の大相撲で10年以上もトッププロである『関取』の地位にあることは驚異的でさえあります。プロ野球では、近年、読売ジャイアンツの梶谷隆幸と阪神タイガースの糸原健斗の台頭があり、大いに期待するところですが、2019年1月から大相撲の立行司をつとめる第41代式守伊之助さんもまた島根県の出身で、「出雲」の文字入りの装束に身を包み、手には出雲市の市章をあしらった軍配で本場所の結びを裁く伊之助さんが、毎日のTVで放映される姿には、強い郷土への愛情、いわゆる『出雲愛』を感じるところです。大相撲の立行司は木村庄之助と式守伊之助の2人ですが、最高位の木村庄之助は2015年5月以降、空位となっており、伊之助さんの第38代木村庄之助襲名の日を心待ちにしています。