7月4日に投開票された東京都議会議員選挙は報道各社の事前予測で優勢とされた自民党が立候補者60人中当選は33人の惨敗で、劣勢が伝えられた都民ファーストの会は47人中31人の現職が議席を死守、公明党は23人全員当選、共産党は31人中19人が当選、立憲民主党も28人中15人と手堅い結果を残しました。衆議院の解散総選挙の前哨戦と位置づけ、国政与党の自民・公明両党での過半数を獲得するという目標を掲げながら遠く及ばない結果は、コロナ禍で十分な政治活動ができなかった事情を差し引いても、投票率42.39%が示す通り、自民党を支持する皆さんを含めて過半数の有権者が棄権したことが大きな要因で、自民党は「政治への関心や期待が得られていない(現状が支持されていない)」と受け止め、政権運営やコロナ対策について早急に再検討すべきです。ただ、今回の選挙で評価・特筆すべき点は、議員定数127のうち女性議員が41人となったことであり、女性の社会参画が着実に進展していると感じました。ところで、板橋区選挙区で当選した現職議員が無免許運転(免許停止期間中)で人身事故を起こしていたと報道されています。過失によって自動車事故の当事者となることは、ままあることで情状酌量されるとしても、無免許運転や飲酒運転は「故意」とされる悪質事犯で、逮捕を免れたのは事故が選挙期間中であったことと考えられますが、選挙民に対しては言い逃れのきかない事柄です。