国勢調査は人口や世帯、就業の状況などについて法令に基づいて5年ごとに国が実施する調査ですが、令和2年9月14日から10月20日を調査期間として行われた第21回国勢調査の人口統計について、島根県は独自で集計した数値を発表し(6月に総務省から公表される数値と若干異なる場合がある)、令和2年10月1日の島根県の人口は平成27年の調査から22,750人(3.3%)の減少で671,602人、世帯数は4309世帯(1.6%)の増加で269,317世帯としました。前回調査から人口が増加したのは、出雲市949人(0.6%)と知夫村19人(3.1%)のみで、地域別人口は出雲地域が1.8%の減に止まったのに対し、石見地域は6.4%、隠岐地域7.2%の減少で、世帯数では出雲市が4,015世帯(6.7%)、松江市が2,357世帯(2.8%)の増加となりました。地域別構成比を見ると出雲地域が69.4%(前回68.4%)を占め、石見27.7%(28.6%)、隠岐3.0%(2.8%)で、東西格差は拡大するばかりとなっています。ちなみに、大正9年の第1回調査の島根県の人口は714,712人で昭和30年の929,066人をピークに減少に転じ、昭和45年に80万人割れとなり、昭和55年から一時的に増加したものの平成27年に70万人を下回りました。ただ、世帯数は昭和22年から現在まで増加が続いています。