雲南市長選挙に立候補した石飛厚志さんの座右の銘は「なせば成る」。これは、176912月半ばに江戸から東北・米沢に足を踏み入れた若き藩主が、煙草盆の灰の中に見つけた残り火を「改革の火種」と見立てて、側近から藩士、領民へと拡散させ、窮乏した藩財政を立て直し、米沢藩中興の祖とされる上杉鷹山の言葉です。前市長の辞任によって混迷する雲南市を何とかしたいとの強い思いが県職を辞しての市長選出馬へと駆り立てたようですが、純粋でしがらみのない決断は、周囲の想像を凌駕する勢いで多くの雲南市民の共感を得るところとなっており、まさに小さな種火が次から次へと燃え移り、大きな炎となって燃え上がるような観さえあります。対立候補の佐藤満さんは、全国的に高い評価を受けている中山間地域の活性化対策の立案者で、雲南市役所きっての政策通との高い評価をされており、周囲からの強い要請を受けて立候補を決意したと聞いています。見方を変えると、自薦と他薦の戦いと見ることもできますが、真冬の雲南の陣もいよいよ最終盤で、明後日が投・開票となる市民の判断に注目します。