京都で年末恒例の行事と言えば清水寺貫主による今年の漢字の揮ごうと高校生が都大路を駆け抜ける高校駅伝を思い浮かべますが、1220日に京都市西京極総合運動公園陸上競技場たけびしスタジアム京都)を発着点に行われた男子の第 71回、女子の32回 全国高校駅伝大会は、広島県立世羅高校が男子は3年ぶり10回目、女子は5年ぶり2回目のアベック優勝を飾りました。新型コロナウイルスの感染予防のため、無観客で開催されたレースには、女子の部で島根県代表の平田高校が1区で36位とやや出遅れたものの、後続が粘り強くタスキをつなぎ、最終5区で順位を3つ上げるなど、過去最高の25位(1区今岡2107㊱、2区來間1345㉓、3区角1018㉓、4区福間1002㉗、5区松原1645⑮)でゴールテープを切りました。初出場の平田高校男子は、高速レースとなった「全国の壁」に苦杯を舐めたかたち(43位)となりましたが、野球部のセンバツに続く男子駅伝の都大路出場は素晴らしい快挙です。加えて、女子の躍進は、「都大路で走る」から「都大路で勝つ」への明確なステップアップを示すもので、1時間10分切りの第2ステージに進む『駅伝の平田』に期待が膨らみます。