中村島根県議会議長は県議会各会派に11月8日に執り行われる立皇嗣の礼に際し、天皇陛下および秋篠宮皇嗣殿下に賀詞を奉呈するとし、各会派はこれを了としました。賀詞は、天皇陛下と秋篠宮皇嗣殿下に宛てた2通で、「天皇陛下には、皇嗣殿下の立皇嗣の礼を挙げさせられ、皇嗣となられたことを公に宣明されますことは、まことに慶賀に堪えないところであります。ここに島根県議会は、県民を代表して、謹んで慶祝の意を表します。」と「皇嗣殿下には、立皇嗣の礼を挙げさせられますことは、まことに慶賀に堪えないところであります。ここに島根県議会は、県民を代表して、謹んで慶祝の意を表します。」とするものです。皇嗣は、皇室典範に「天皇の位を継ぐ皇位継承第1位のもの」と規程され、立皇嗣の礼は、皇位継承順位第一位としてのお立場とその誓いを天皇が「内外に宣明する儀式」で、天皇から皇嗣の証として壷切御剣を受け継ぎます。宮中では、日々の日供の儀や毎月の旬祭(1日・11日・21日に行われる祭典)はもとより、年間約20件の重儀が天皇が祭司となって執行されますが、秋篠宮殿下は今回の儀礼を経て、天皇を補佐する祭祀の執行者として、自らご潔斎の上、古式装束を身に付け、殿内にて陛下とご一緒に神事に直接携わられることになります。立皇嗣の礼は、当初、4月19日に内外の賓客を招待して盛大に行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言発令により延期・縮小とされました。