8月15日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。第2次世界大戦で日本が無条件降伏となるポツダム宣言受け入れを連合国側に通告したのは8月14日で、翌日の玉音放送で降伏が国民に公表されたことに由来します。世界史では戦争終結はポツダム宣言が調印された9月2日、日本の戦争状況が終結した日は昭和27年4月28日のサンフランシスコ平和条約調印の発効の日とされています。明治以降で日本が関わった主な戦争は、日清戦争(M27.8.1-28.4.17)、日露戦争(M37.2.10-38.9.5)、第1次世界大戦(T3.7.28-7.11.11)、第2次世界大戦(S14.9.1-20.9.2)の4つで、兵士の戦死は約243万人、市民の犠牲者も約80万人に上ると言われています。日本の独立と平和を守るために犠牲となった戦没者の御霊に哀悼の意を捧げ、恒久平和を誓うことは、思想信条にかかわらず、国民としての義務であり、現在、政令で定める「戦没者追悼の日」は法律に定める祭日にすべきです。ところで、渡哲也さんが8月10日に逝去されたとあります。昭和16年生まれの渡さんは兵庫県淡路島出身とされていますが、弟の渡瀬恒彦さんもですが、紛れもなく島根県能義郡安来町の生まれです。戦前、安来の日立金属に勤務する父と在郷の母が結婚されたとのことで、プロテニスの錦織圭さんの曽祖父と渡さんの祖母が兄弟にあたるなど、島根県内に縁の深い俳優でした。ご冥福を祈ります。