第92回選抜高校野球大会に21世紀枠として選抜される候補校が発表され、帯広農(北海道)、磐城(福島)、宇都宮(栃木)、近大高専(三重)、敦賀(福井)、伊香(滋賀)、城東(徳島)、本部(沖縄)と中国地区から島根県立平田高校が前回に続いて2年連続3回目の候補校となりました。21世紀枠は練習環境などの困難克服や地域貢献など、野球の実力以外の要素を選考条件に加え、甲子園出場を逃している学校に出場機会を広げることを目的に2001年の第73回大会から設けられました。選考は、1月24日に予定されている選抜高校野球選考委員会に先立って開催される「21世紀枠特別選考委員会」で、東日本(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越)と西日本(近畿、中国、四国、九州)から1校ずつ、地域を限定せずに選出される1校の3校で、一般選考の29校とともに、3月19日から阪神甲子園球場で開かれる大会に出場することになります。平田高校は過去2回、補欠校となっていますが、同校野球部による野球の普及活動やボランティア活動の評価は高く、今秋の県大会準優勝や中国大会ベスト8の実績から、初出場が『極めて有望』とされており、選考委員会の議論の行方に期待が高まります。