12月13日、島根県議会は中山間地域・離島振興特別委員会(園山繁委員長)の所管事項調査が行われ、「『小さな拠点づくり』モデル地区の選定」「人口急減地域特措法」「過疎対策の成果」「隠岐地域の離島振興事業」「島根創生計画」などについて報告を受け、意見交換を行いました。島根県が進める『小さな拠点づくり』は、概ね2000人を目途とする公民館単位で取り組んでいますが、令和2年度を初年度に始まるモデル事業は人口規模が小さな地域が複数の公民館エリアで取り組む生活機能の維持・活性化を目指した事業で、5年間にソフト(5,000万円)、ハード(1億5,000千万円)の両面から支援が受けられるもので、「安来市比田地区」「江津市桜江地区」「邑南町羽須美地区」の3箇所を採択したとの報告がありました。また、この日の午後に開催された決算特別委員会(大屋俊弘委員長)では、分科会(「第一;総務」「第2;文教厚生」「第3;農水商工」「第4;環境建設」)の主査から審議の経過報告が行われました。採決では、平成30年度島根県一般会計決算など6件について、いずれも「認定すべきもの」とされたものの、病院事業会計については「県立中央経営の経営収支について改善を要する」との指摘事項が付言されました。