12月7日は二十四節気の大雪で、『暦便覧』に「雪いよいよ降り重ねる折からなればなり」とあるように、北西の季節風が吹き荒れ、小雪が舞う冬本番の到来です。『食の文化財』と称される十六島(ウップルイ)海苔の摘み採りや稲はでに吊るされる津田カブや大根、花屋の店頭に並ぶシクラメン、郵便局の年賀状案内は年末の風物詩ですが、今年は全体的に暖かく、松江の初雪は一昨日でした。ところで、臨時国会は本日会期末を迎えました。政府・与党は「提案した法案はあらかた片付いたので延長は不要」としていますが、国民の目には、マスコミを巻き込んだ「桜」一辺倒の論議にしか映らず、日韓の防衛協定や北朝鮮の核ミサイル開発、増税後の経済減速などそっちのけの体たらくにはあきれてしまいます。さて、11月定例県議会は、さきの本会議で人事委員会勧告に基づく給与改定を即決しました。国家公務員の期末勤勉手当(年間ボーナス)は4.5か月ですが、島根県は全国最低水準で、公務員や教員、警察官の受験者数が隣県などに比べて低くなって来ていることが気がかりなことです。